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2020年7月17日金曜日

200717 DELL XPS8700の電源SWを交換しました

こんにちはHouskeです。

💽 DELL XPS8700 💽

去年の12月に181227 XPS8700のジャンク品修理(セットアップ編)”でご紹介した修理の続きになります。前回は、使えるパソコンが1台しかなく急いでいたので、Amazonに適当に注文した電源SWを、空きドライブのドアの内側にテープ止めをして使っていました。

今回、新しいパソコン(といっても hpの中古)を入手したので、時間を気にしないで本来の状態に戻す修理をしました。

💽 電源SWの確認・手配 💽
電源SWを樹脂製の台座から外して確認してみると、普通によく使われているタクトSWであることが分かりました。
交換するタクトSWはヤフオクで探して手配しました。使えそうな出品は1件だけでした。

💽 SWの交換・はんだ付け 💽
不具合を起こしているSWを外し、新しいSWをはんだ付けした画像です。青・茶色のリード線のムキしろの長さが不揃いです。はんだ付歴50年の匠の腕の見せどころだったのですが、しばらくぶりで手がふるえてうまくいきませんでした。SWへの加熱を最小限にするために半田付けの修正はしないで、足に黒いアセテートテープを巻いてそのまま取付けました。

💽 SWの台座の取付 💽

台座は鉤付きのガイドを挿すだけで固定します。ネジ止やカシメなどなく簡単です。

💽 外した不良品と新しい交換品 💽
普通のタクトSWは基板にはんだ付けするために4本足ですが、XPS8700のものは2本足です。空中配線用のDELL仕様のようです。
また、<交換品>は、オリジナルの<不良品>とは押す部分の形状が違っていて、SWの高さが1㎜ほど低くなっています。

💽 SWの高さを調整するスペーサの作成 💽
SWの高さを調整するために、塩ビの端材(ハムスターの柱カジリ対策で買ったもの)を切ってスペーサを作り、SWを押すアクリル製部品側に両面テープで貼り付けました。

💽 SW交換、全面パネル取付完了 💽
SWの操作感はオリジナルより少し重くなりましたが、誤操作防止の意味ではアリの仕様だと思います。
DELLのパソコンの組立は、すべて爪付きのガイドを挿してカチッと固定するような感じなので簡単です。工具は、プラスドライバー大小2本あれば事足ります。

余談ですが、DELLと双璧のhpのパソコンは、マイナス溝と六角孔の合わさった特殊ネジがたくさん使われているので、見ただけでイライラしてきます。

XPS8700と似ている機種で、XPS8000 XPS8100 XPS8500などがありますが、同じ構造です。


次回は、“Cyberlink™Media Suite Essentials DVD/BD”について書いてみたいと思います。最近、500円くらいで ヤフオクやメルカリに大量に出回っている、DELLのパソコンに付いてくる試供版です。
今回DELLのパソコンを直したのも、このソフトが少し関係しています。
- 追記200901 -
インストールをして、編集した動画を保存しようとすると、正規品の販売を誘導するゴミ販促材でした。
Housukeは、このCyberlink™のビデオ編集ソフト 本品のダウンロード版を使っていますが、使いやすさ・解りやすさ、速さ、値段のどれをとっても、動画制作が趣味程度のユーザには、お勧めのビデオ編集ソフトです。ただし、パソコンを乗り換える時には、メールでDL用ソフトの再送を依頼するなど、1~2週の間使えなくなります。
その間のつなぎにしようと考えたのですが、ファイル保存が出来ない役立たずのゴミでした。


🎲 メモ 🎲
  • タクトSW x2個セット/無線専門店 (ヤフオク 51円 送料 120円)

2020年6月21日日曜日

200621.中華製ペットカメラ(監視、見守り用)を購入してみました

こんにちはHousukeです。

🐹 ペットカメラ(監視、見守り用) 🐹
また中華ネタです。ハムスターのYouTube動画撮影用に、ペットカメラ(監視、見守り用)を入手しました。試しなので、旧型の安いFHD1080(3,200円)をメルカリで購入しました。4K対応2020年モデルは、Amazonで大体9,000円~くらいで出品されています。

🐹 使い方 🐹
スマホに専用のアプリをインストールして使います。録画は、本体後部に差し込んだマイクロSDに記録され、スマホやパソコンのアプリから参照できます。(LANケーブル端子もあって、パソコン+有線環境でも使用できるようです)
アプリは GooglePlayもしくは Appleストアで、検索語句“MIPC”でDL(ダウンロード)します。
/アプリのDL/


/アプリの設定/
- 製品を選択 -
- 本体のQRコードを読取る -
アプリの設定は、本体下のQRコードをスマホで読取り、メールアドレスと暗証コードを登録し、あと画面に従って概ね迷うことなく出来ました。

/カメラ操作画面/
スムーズとは言い難いですが、画面をスワイプするとカメラの向きを変えることができます。

/使用状況/

🐹 撮影した動画の出来 🐹

上のような動画が撮れましたが、画質が悪いのでレートを調べてみました。

/動画のレート/

が今回のペットカメラ、が SONY α6500で同じモード2HDで撮った動画のレートです。
ビットレートが、α6500の 51199kbpsに対して、今回のペットカメラはなんと 952kbpsでした。50倍の差があります。
目的/仕様が、“監視・見守り用”カメラなので、観賞用ビデオを撮ろうとしたのが間違いでした。最新の4K対応など買わなくてよかった。
とは言っても、この時の照明は電球(40W相当LED)だけなので、明るく撮れていると思います。本来の目的 “監視・見守り用”には十分な性能です。

🐹 他に気づいた点 🐹
- パン・チルト -
カメラはモーター駆動で、全方位パン・チルトすることができますが、ジンバルなどの高性能な撮影機材に比べると、カクカクした感じです。
- ACアダプタは USB3.0用が必須 -
USB ACアダプタは自前で用意することになりますが、そこらに転がってたような古いUSB2.0用では容量不足になって、WiFiがつながらないなど動作が不安定になります。USB3.0用(1アンペア以上)のACアダプタを使うことが必須です。USBケーブルもオマケで付いてきたような細いものは使わない方がいいようです。
常時300~400㎃オーバーの電流を消費していて、さらに2個のモーターを駆動しています。Amazonのカスタマレビューで“WiFiがつながらない”といった内容を多数見受けますが、これはACアダプタの容量不足が大きな原因だと思います。最初、WiFiの繋がりがよくないのでゴミ箱にホってやろうかと思いましたが、ACアダプタを交換することで、それが改善され、なんとか記事にすることが出来ました。
USB2.0の電源は500㎃(最大)なので容量的に問題なさそうですが、バラツキやケーブルのロスによって時により不具合を起こしていると考えています。
- モードを昼にするとカラーになる -
設定の中のモードは、デフォルトの“オート”、”夜”では、画像はモノクロになります。”昼”に設定するとカラーになりました。照明が暗いので、それに由るものなのか今回はそこまで追求していません。
- 照明 -
照明が点きません。電源の容量がまだ足らないのか? 不具合ではなさそうなのですが、よく分かりません。

以上のリポートはうす暗い環境での使用になります。ルックス計の針が誤差程度しか振れてないので、10lux未満だと思います。また機会があれば、明るい環境下でリポートしてみたいと思います。


🎲 メモ 🎲
  • ペットカメラ(監視、見守り用) HD1080 (メルカリ 3,200円 送料込み)

2020年4月15日水曜日

200415 インプットトランスを使ったワイヤレス マトリックス スピーカー(試聴編)

🐌 全景 🐌

🐌 音像定位のイメージ 🐌

- 試聴感 -
水色の円は、楽器やボーカルの定位感のある音源が多く聞こえる領域、黄色の円は残響や遠くにある音源が多く聞こえる領域です(音楽ソースによって差はあります)。スピーカに15~20cmくらいに近づくと、音場は黄色の円より外側に広がり、両耳の横で鳴っているように感じることもあります。“200207 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(改良編)”の時と同じような感じです。
センターとサイドの音量のバランスを可変できるようにボリューム(半固定抵抗)をつけましたが、ここだと言った最適値を決められないところがあります。サイドの音量を大きくしていくと広がり感が増すのですが、ウソっぽい音場になります。ですが、それも面白いので、あっても良い気がします。元祖 “SONY MS-33”にも同じようなボリューム(STEREO RANGE)があるのも、非現実な音場でもいいからユーザーが好きに調整して面白く・楽しく使ってほしいという意図があったと思われます。
また、手持ちのスピーカーが増えたので、センター、サイドの組み合わせを替えてみましたが、音場の広がり感にびっくりするほどの差はありませんでした。
マトリックススピーカは、まだまだ奥が深いようです。50年前の記憶では、飛び出す絵本みたいに、確かに音が両側に飛び出して聞こえました。手軽なシステムになったので、音が飛び出すまでチューニングしてみたいと思います。

前回、1週間は電池が持つと豪語しましたが、実際は2日間くらいでした。パワーアンプが電源電圧 8[V]を下回るあたりで音が出なくなります。改めてアンプのカタログを見たら、動作電圧 9~15Vとありました。電池の定格出力電圧(3.7V×2個→7.4V)なので、事前の検討が甘あまでした。電源を外部からも取れるように改良する予定です。
 
‐ 追記 ‐
今回でマトリックス スピーカーは完了しますが、次のテーマとして前からやり残した感のあったサラウンドアンプを作ることにしました。
次のテーマ『220920 ステレオ音源用のサラウンドアンプ(BBD PT2399)製作 前編


<おまけ>
🐌 インプットトランスのF特の測定 🐌
Amazonで購入したインプットトランスが雑なつくりで頼りないので、使えるものかどうか、基本的な周波数特性(以降“F特”と言います)を測定しました。


音源はYoutube動画のテスト用音源を使うことにしました。
- Youtube動画のテスト用音源 -
25Hz、50Hz、100Hz、200Hz、400Hz、1KHz、2KHz、4KHz、8KHz、16KHzの 10個を選びました。
念のため動画編集ソフトで波形を確認すると、16KHzの音声信号がありません。前後の周波数を調べてみると、正常な波形を確認できたのは14KHzまでで、それより高い周波数の音声信号は空っぽでした。
ググってみたら、音声コーデックの種類によっては、より情報量の多い音声伝送レートを選択・配信出来る可能性があるそうです。逆に言うと、転送レートの保証がないので、Youtube動画のほとんどは、14KHz止まりのローレゾと考えたほうがよさそうです。

新調したデジタルテスターでトランスの出力信号の電圧の測定します。
- デジタルテスター -

便利な世の中になったと喜んでいたら、また障害です。
テスターの交流電圧のレンジで測定できる周波数の上限は8KHzが限界でした。おまけにF特は凸凹です。(50~60HzのAC電源の測定を想定している機能なのでしかたないか...)

今からミリバルを買う気はしないので、25Hz~8KHzの 9ポイントに変更して測りました。


- インプットトランスのF特 -
8KHzより高い周波数のデータはありませんが、グラフ曲線の感じから 一般的な可聴範囲の 20K㎐迄はフラットにカバーしていると思われます。重低音の領域では2~3㏈下がっていますが、ダイナミックマイクロフォンに内臓されているトランスのF特もこんな感じだったと思います。音楽音源の試聴では音がやせる印象がありましたが、ひずみ感はありません。モバイル型のスピーカーで使うには充分な性能だと思います。

- ワイヤレス(Bluetooth)の接続 -
“BT-Audio”という機器名でBluetooth接続しました。“AC1818AP”という得体の知れないICが使われています。電源ONとBluetooth接続する度に、控えめな電子音でいいのに、鬱陶しい女性の音声ガイダンスが大音量で鳴ります。“ELEGIANT”という中華AMPでも同じ音がしましたが、ぜひ直してほしい仕様です。


🎲 メモ 🎲
  • Crenova デジタルマルチメーター (Amazon 1,999円 prime)

2020年4月7日火曜日

200407 インプットトランスを使ったワイヤレス マトリックス スピーカー(製作編)

こんにちはHousukeです。

またまた、マトリックススピーカーネタです。
前回:
200207 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(改良編)

 ワイヤレスで移動できるBluetoothスピーカなら日常使いたいと思ったので、新しくつくり直すことにしました。
と言っても、オペアンプやトランジスタで回路を組もうとすると、たくさんの部品が要るので、結構な大仕事になります。
どうしようか考えていたら、Amazonに “600Ω:600Ωインプットトランス”が出ていたので、またトランスを使うことにしました。トランスなら、他に数点の抵抗を加えるだけで回路を組めます。

🌺 Amazonで入手した 600Ω:600Ωインプットトランス 🌺

白いビニールテープが雑に巻かれていたので、黒いアセテートテープを巻き直しました。

🌺 回路 🌺
音声信号の足算(L+R)は抵抗、引算(L-R)は前回と同じようにトランスの役割です。
両者の音量バランスは半固定抵抗50KΩで調整します。音量を小さくしたい方をSWで選ぶ仕様です。半固定抵抗をケチって1個しか買わなかったので、SWで切替えるようにしましたが、半固定抵抗 2個で調整した方が楽です。


🌺 電源 🌺
電源は使い道の無かったリチウムイオン電池26650を2個を内臓することにしました。AC電源に頼らないで、どこでも使えるモバイルスピーカにもなります。容量は表記の半分程度のパチもん中華製“191123 リチウムイオン電池 26650の容量を確認しましたⅱ”ですがデジタルアンプくらいの負荷なら 1週間くらい鳴らしっぱなしで使えます。

🌺 その他のパーツ 🌺
その他のパーツとして、Bluetoothボード、パワーアンプ、電源モジュールが必要です。主にAmazonで入手しました。不思議なくらい色々な種類のボードが出品されていて、300円~800円くらいの値段なので重宝します。
但し、ほとんどが信用できない中華製なので、カスタマレビューのチェックは最低限必要です。

- Bluetoothボード -


- パワーアンプ -

- 電源モジュール -
Bluetoothボード用の電源です。よく見たら3端子レギュレーターを使ったアナログタイプでした。
 
 
🌺  各パーツの配線イメージ  🌺
 
🌺 本体 🌺

ケースは百円ショップ ダイソーで購入した、ミッキー柄のアクリル製ケースです。

🌺 マトリクススピーカ全体 🌺

家にあったオンキョーパワードスピーカーGX-70HDのアンプのない方をセンター、両サイドには今回入手したオーム電機の中古サテライトスピーカーを使いました。
センターとサイド間の位相差によって音像を錯覚させるシステムなので、3個とも同じスピーカーなのがいいのは判っているのですが、同じスピーカーが
3個並んだ構図はどうしても嫌なので、両サイドとセンターは別になっています。

次回は、実際に音楽再生をします。また、インプットトランスが雑なつくりで怪しいので、新調したデジタルテスターで、F特なども測定してみたいと思います。
次回:『
200415 インプットトランスを使ったワイヤレス...


🎲 メモ 🎲
  • 10個セット オーディオトランス 600Ω:600Ω (Amazon 938Prime)
  • YOUn XY-BT ミニBluetoothレシーバボード (Amazon 384Prime)
  • HiLetgoⓇ YDA138 2×10Wデジタルアンプ (Amazon 870Prime)
  • サンハヤト 小型ユニバーサル基板 ペア4個入 (Amazon 232円 合わせ買い)
  • 5V超小型電源モジュール (ヤフオク 350円 送料込)
  • ELPA スズメッキ線 φ0.6㎜ HK-SM06H (Amazon 153円 合わせ買い)
  • AINEX 六角スペーサ 6個入×2 (Amazon 260円 合わせ買い)
  • ToTaLohan 26650電池ホルダー 2個セット (Amazon 599Prime)
  • オーム電機スピーカー (ヤフオク 1,200円 送料込)
  • ミッキー柄アクリルケース(ダイソー 100円 税別)

2020年2月29日土曜日

200229 中華製ビデオキャプチャ HDMI2AV黒・白2台を分解

こんにちはHousukeです。

190525 SONY α6500のライブビュー(HDMIモニター出力)を動画にする”の記事(19年5月)で購入した GANA HDMI to AV変換アダプタ(黒色)”を使おうとしたら動作しません。
🌟 動作しなくなったHDMI2AV(黒色) 🌟
時々正常に使えることもあるので、動作が不安定になっている状態です。
(商品名に倣って“アダプタ”と”ビデオキャプチャ”は同じ意味に使っています)

4K動画を扱う予定があるので、国産の4K対応のHDMIビデオキャプチャに買換えようと探してみました。海外製は 30,000円前後で数点ありますが、国産では見つかりません。2K対応なら国産の I-O DATA製のものが 13,000~17,000円くらいの価格で出品されていますが、買っても先々には無駄になります。
それでAmazonを見回していたら、動作が不安定になったものと同型の白色のものが前の半値くらいで出ていたので、とりあえずプチりました。

🌟 とりあえずプチったHDMI2AV(白色) 🌟
販売:DOROSI 620円 (Amazon Prime)
<現物の画像>
届いた現物(上)とAmazonのストアの画像(下)と比べると、USB電源端子とPAL-NTSC切替SWの位置が違います。
<ストアの画像>
パッケージの印刷もストアの画像と同じす。
 
さっそくカメラのHDMI端子に繋いでみましたら、今度は最初から動作してくれました。
<カメラのHDM端子をパソコンで確認>



動作が不安定な原因を探るために2台とも分解してみました。
最初は、1年前に購入した動作が不安定な黒色の古い方です。
🌟 GANA HDMI 分解 🌟
<使用半導体>
1.MS1830 MACRO SILICON VGA信号→コンポジット信号変換
2.AG6200 MCQ HDMI信号→VGA信号変換
3.C802       不明
4.MS8005F 8bitマイコン(STM8S003の代替品)

カメラの電池の減りが速いので、電流がどのくらい流れているのかUSB用電圧電流計で測ってみました(電流の測定誤差は10%くらいあります)。
<USB電源の供給電流値>
赤色セグメントが電流値(単位:A)、青色セグメントが電圧値(単位:V)です。

画像の上側は接続しているカメラの電源をON(電流200mA)、下側は電源をOFF(電流420mA)にしている状態です。
電流の差分220mAは、カメラの電源がONの時、カメラが供給している電流値だと思います。
尚、消費電力はアダプタ単体で2W強になります。しばらく使っていると体温を超えるくらいの熱を持ちます。ICに触れると60℃前後(体感)になっています。
(正常な動作中でも、不動作中(不安定)でもそれぞれの電流値は同じでした。)

小さい電池をやり繰りしているカメラ(電池の容量はカタログ値1020mA/h)が、220mAもの大電流(電力)を負担させられるのは大迷惑です。
また、USB電源が無くてもアダプタの電源は入りますので、USB電源を外した時はなんと 420mAの電流を横取りされることになります。
HDMI接続の電源(5V)ラインはホスト側とスレーブ側が繋がっているので、接続した それぞれの機器の回路の都合で、電源の電流が行ったり来たりします。


つぎは新しく購入した白色の方です。
🌟 HDMI2AV(白色)分解 🌟

<使用半導体>
MS8005  8bitマイコン(STM8S003の代替品)
MS7124  不明
MS1836  不明 (HDMI信号→VGA信号→コンポジット信号変換?)
ICの数は一つ減っています。
<USB電源の供給電流値>

消費電流はカメラの電源がONの時 40mAOFFの時 120mA
黒色のアダプタに比べて、接続するカメラが横取りされていると思われる電流は 220mAから 80mAと少なくなりました。アダプタの発熱もほとんど感じません(約0.6W)。
とはいっても、80mAはカメラにとっては大きな負荷なので、だまって電気をもっていくのは勘弁してほしいものです。


本品の情報を探っていたら、いろいろなバージョンが見つかりました。
画像は “トム平野”さん他の方のブログから拝借しました。ざっと見ただけで7種類ありました(本記事を入れると9種類)。まるでガチャです。
信頼性を期待してはいけない中華製ですが、何がでてくるか意外性がありすぎて目が離せません。

 
<動作が不安定な原因>
黒色の古い方のアダプタの動作が不安定になっている原因は判りませんでしたが、ICデバイスの劣化が考えられます。
以前(2016.6月)購入したSDカードリーダーが、動作はするが手に持てないほど熱くなる不具合を起こしたことがあります。開けてみたところ、唯一のICが 70℃以上の高温になっていました。
(捨ててしまったので残念ながらICの詳細は不明。)

中華製だから不具合が多いという疑問が涌いてきますが、決めつけるには不具合サンプルが少なすぎるので、無理のようです。
サービスマン時代にも、例えばCDやDVDの光学ピックアップ制御用の劣化・発熱したパワー系ICをウンザリするほど交換修理しました。(飯のタネでしたが...)
 

🎲 メモ 🎲
  • HDMI コンポジット信号変換アダプタ(Amazon 620円 Prime)