翻訳/Translate

2020年2月7日金曜日

200207 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(改良編)

こんにちはHousukeです。

前回“190315 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(製作編)”の続きです。
前回不満だったところを改良しました。

不満だったところ
  • L、Rのスピーカーを縦に重ねて、むりやりモノラル(センター)にしているので、音像の焦点が縦にボケているような気がする
  • センター(モノラル)と両サイド(L-R、R-L)の音量を調整して、もっと良い音場の最適ポイントを探りたい

🌰 改良した“マトリックススピーカー”の全景 🌰

前回使っていた中華アンプと JBLコントロール1Xは、他に使ってしまいましたので、スピーカーとアンプは新しく入手しました。


🌰 試聴 🌰
前回と同じように YoutubeでDLした、割と古め(爺ィなので)な楽曲を再生しました。
LRに分かれた音源が聞こえる位置は、イメージとして次の画像の黄色の楕円の辺りです。

残響成分の音はさらに大きな輪に広がります。野外収録のような音源では、耳の近くで聞こえる時もあります。
<不満だった音場の焦点>
センタースピーカーが正真のモノラルなったことで、音源の定位がハッキリした気がします。悲しいかなテキトウな耳です... 
<音場の最適ポイント>
センター(モノラル)と両サイドの音量を個別に調整できるようになりましたが、その最適ポイントを決めにくいところがあります。その時の気分や楽曲の雰囲気で変わるのです。
両サイドの方の音量を大きくしていくと、音場の広がりは大きくなりますが、音の定位感が乏しくなります。とは言え、非現実に広がった幻想的な音場は癖になる面白さがあります。


🌰 回路構成 🌰
LINE INを“分岐ケーブル”で2系統に分け、サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)のそれぞれの回路へ音声信号を供給しています。
トランスは音源の引算だけに使用しました。センターは、“ステレオ信号足し算”を通してモノラル化した後、アンプ付きスピーカーの片CHだけ使っています。
サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)の音量のバランスは、それぞれのボリュームで可変しています。

最初はどうなることかと思いましたが、だんだん完成度が上がってきました。
50年前のSONYの、“小さなラジオで大きな音場を再現する”という開発コンセプトは今でも魅力があります。
 
メインスピーカーとしては原音の再現性の点で無理がありますが、サブとして移動可能なモバイルスピーカーだったら有ってもいいと思います。
また挑戦する予定です。
次回⇒『
マトリックススピーカーのモバイル化


🌰 おまけ 🌰
<エレコム スピーカーMS-130SV 改造>
ワンタッチコネクターを使って、スピーカと内臓アンプを自在に接続・切離しができるようにしました。
また起動するときVolの位置によって、ポコポコ. . (すぐ減衰) と発振するので、電源の25V1000μFを交換しました(症状は変化なし)。
低音がボンつくので、換気扇用のネット(ポリプロピレン難燃性不織布)を丸めて、吸音材として入れました。多少良くなった気がします。
(リード線類が中まで黒く変色していたので全部交換し、MICとPHONEのケーブルが後ろから出ていましたが不要なので削除しました。)

<DROK ステレオ・アンプ・ボード>
電源:12~15V 5.5㎜径プラグ
デジタル中華AMPを探してみましたが、適当なものが無かったのでボードタイプにしました。手持ちのPCケースのスペーサを足代わりに付けました。ボリュームに触るとノイズを拾うので、ボリュームの金属部分にリード線を半田付けしてアースに落としています。パワーICはアナログタイプなので結構発熱します。

<ステレオ信号足算回路>
SDの空箱に回路を組込みました。PHONEケーブルはダイソー製(100円ショップ)です。ケーブルは細いエナメル線を束ねただけの作りになっていて、信号線がシールドされてないので耐ノイズ性能は低いようです。線を摘まむと “ジー”とノイズが出ます。

<マスターボリュームがない>
サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)のボリュームが別々なので、全体の音量は音源側(パソコン)のスピーカーの“スライダー”を操作しています。マウスが要るのでちょっと不便なのでググってみたら、次のような外付けタイプのボリュームが数社から出品されています。
- CHELINK 音ボリューム Amazon 1,060円 prime -
(結局使いませんでしたが...)


🎲 メモ 🎲
  • エレコム スピーカーMS-130SV(ヤフオク 600円 送料 1,000円)
  • FULARR@ ワンタッチコネクター15個(Amazon 990円 Prime)
  • ELECOM イヤホン分岐ケーブル(Amazon 305あわせ買い)
  • DROK ステレオ・アンプ・ボード(Amazon 1、688円 送料無料)
  • ビニール平行コード赤・黒 VFF0.75 5M(島忠・ホームズ 税別480円)
  • PHONE端子コード ×2(ダイソー(白色)、セリア(黒色) 税別100円)

0 件のコメント: