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2018年12月27日木曜日

181227 DELL XPS8700のジャンク品修理(セットアップ編)

こんにちはHousukeです。

前回『181224 DELL XPS8700のジャンク品修理(修理作業編)』の続きです。
DELL XPS8700のジャンク品(故障品)を修理して、セットアップしました。

🐕 セットアップ中のDELL XPS8700 🐕
 
 ✉ OSのインストール ✉
OSのオリジナルは販売時期から推してWin7だと思いますが、プロダクトキーラベルはありません。が、この時期の中古パソコンは、高い確率でWin10に無料アップグレードをしています。もし、一度でもWin10にアップグレードをしていれば、ハード(マザーボード)のIDがマイクロソフトに登録され、以降そのOSの認証が可能になります。そこで試しに、Win10をクリーンインストールしてみました。

読みが当って、認証が通りました。

✉ シネベンチの評価 ✉

シネベンチのCPUでの評価は690cnです。前の記事の資料で、2コアCPU(OC. 4.15GHz)の評価は 614cnでしたので、かなりの性能UPになります。これを超えようとすると、ムーアの法則が怪しくなった現在では、コア数のもっと多いCPUにするしかないようです。

🐕 DVI to VGA d-sub変換アダプタ 🐕
DVI to VGA d-sub変換アダプタの装着も成功しました。
WACOMの液晶タブレットに接続し、問題なく動作しています。ひと昔前には高価で大きな装置しかなかったと思います。

🐕 その他 🐕
ついでに入手した地デジチューナ I-O DATA GV-MVP/HS(2008年頃発売)はインストール出来ませんでした。ドライバが64Bit OSに対応してないようです。替わりに手持ちのGV-MVP/XS(2010年頃発売)を装着して凌ぎました。
GV-MVP/HSは別の機会にトライしたいとおもいます。
☛『190201 パソコン用 地デジチューナGV-MVP/XSが立ちあがらない


🚚 メモ 🚚
  • YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ/(Amazon 1,050円 Prime)
  • I-O DATA GV-MVP/HS/2008年頃発売(ヤフオク 1,650円 送料 444円)

2018年12月24日月曜日

181224 DELL XPS8700のジャンク品修理(修理作業編)

こんにちはHousukeです。

ヤフオクにi7-4770付と思われる❝DELL XPS8700❞のジャンク品が出ていたので、落札しました。
現在 2コアCPUをOC.(オーバークロック)で使っていますが、スペックと引換えに、動作が不安定な時があります。特にビデオ編集では、OC.を控えめにしてもエンコード処理時にリセット・再起動してくれます。思いの外うまくいった編集作業がフイになったことが何回かありました。
そんなわけで、OC.無しで現行程度の性能のCPU付の中古を探していました。
🐕 DELL XPS8700 🐕

CPU:i7-4770(LGA1150 T.時3.9GHz 第4世代 ~2015')
電源:500W(グラボ用別電源付)
筐体:ミドルタワー

状態はジャンク品で、❝電源が入らない❞ものです。パーツを集めて作れば簡単なのですが、有名なメーカのジャンク品修理のほうがブログ映えするのと、Housukeは根が修理屋なので、たまにジャンク品で遊んでみたくなります。
修理作業は仕事としても割と楽しいものです。マケろだのタダにしろだのの料金クレームがなければなのですが...

🐕 修理作業 🐕
電源が入らないということなので、❝電源SW❞を押しながら、マザーボードからテスターで導通を確認したところ、❝電源SW❞の配線箇所がONになりません。❝電源SW❞の端子部分でもONにならないので、SW単品の動作不良であることがわかりました。
はんだ付けがクラックかなんかで外れていてくれればおいしい買い物だったのですが...
✉ 電源SW ✉
もしやと思って、❝秋月電子❞などを探してみましたが同じSWはありませんでした。ヤフオクを覗いたら、XPS8500のUSB端子の出品があったので問い合わせたところ、❝電源SW❞の付いている部分は出品者が既に使っていて、不要なものを出品したという回答でした
なんと同じ穴のムジナさん😓。

同じSWを探すのは時間の無駄なようなので、AINEXの似たようなSWをAmazonに注文しました。
✉ 似たようなSW ✉

SW本体や取付部を加工すれは交換出来そうですが、急いで使いたいこともあったので、暫定的にSWを取付けることにしました。

✉ 配線の入替え ✉
フロントパネル配線用コネクタを加工します。元の電源SWのリード線(茶、青色)のピンを抜いて、交換するSWのリード線(白、青色)のピンを差します。

✉ SWの取付 ✉
SWは空きドライブのドアの内側に両面テープとアセテートテープで貼りつけることにしました。

✉ CPUの確認 ✉
グリス交換を兼ねてCPUの型番を確認しました。勝手な読みで落札したので、違うCPUが付いている可能性があります。
古いグリスを拭き取ると、読み通りIntel i7-4770の型番を確認できました。

✉ 修理途中の内部 ✉
HDDはSDDタイプ 256GB、メモリ 4GB×2、地デジチューナを取付けました。グラボは最初から付いていた、❝NVIDIA Geforce GT 645(OEM)❞です。

🐕 サービスマニュアル 🐕
最近のDELLの製品にしては珍しくサービスマニュアルを公開してくれています。
👉 DELL XPS8700のサービスマニュアル

最初、天井のモールド部分がなかなか外れません。石火のように工具箱の木槌が頭の中にひらめきました。が同時にDELLのパソコンはいつも簡単に分解していたことを思い出しました。落ち着いてサービスマニュアルを見ると、その 48ページに、その外し方が解りやすく書かれていました。
危うく木槌で引っ叩くところでした...


ディスプレイ出力が、DVI,HDMI系しかないので、❝YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ❞をAmazonへ注文しました。そのアダプタが到着次第、XPS8700のセットアップと性能チェックの記事を書きたいとおもいます。
✉ YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ ✉
お楽しみに...


🚚 メモ 🚚
  • DELL XPS8700 ジャンク品/2013.06発売(ヤフオク 16,500円 送料 2,120円)
  • AINEX リセットスイッチキット PA045A/(Amazon 269あわせ買い対象)
  • サンワサプライ シリコングリス TK-P35S/(Amazon 446円 あわせ買い対象)
  • YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ/(Amazon 1,050円 Prime)

2018年9月5日水曜日

180905 グラボでパソコンのエンコード(動画編集)性能アップ

こんにちはHousukeです。

最近、グラボ(グラフィックボード)でパソコンのエンコード(動画編集)性能アップをする話題をよく聞きます。GPUの得意な分野の演算能力を活用して、パソコンの性能をアップするということなのですが、OpenGLやらH.264やら、ググってもらちが明かないので実機で試してみました。
今、パソコンを使っていて不満なのが、動画の編集に時間がかかることです。
また、最近年金暮らしになったので、なるべく安価な出費で済ませたいこともあります。

👻 Zotac Geforce GT 740 👻


余計な話ですが、ヤフオクで探していて間違えて落札したらしく、1日経って気付きました。ボケが始まったかとゾッとしましたが...
“QUADRO“シリーズを探していたのですが、シリーズ違いの“GeForce”でした。

👻 GeForce GT 740のスペック 👻
CUDAコア数 : 384ユニット
メモリ   : DDR5 2GB
コアクロック: 993MHz
DirectX    : 12
OpenGL   : 4.4
出力端子  : DVI-I ×1,VGA ×1,HDMI ×1
消費電力  : 64W

👻 HP Pavilion 500-210jpに装着 👻


グラボの有り・無し違いを、次のシネベンチと動画変換の二つを使ってチェックしました。
①CINEBENCH R15


②フリーソフト動画変換(XMedia Recode/MP4→AVI)


次は表にまとめたものです。シネベンチと動画変換のテストを、グラボ有り・無しに分けて、さらに“HP Pavilion 500-210jp”と“メインのパソコン(intel i5-4670K)”の2台でに分けて行いました。


IntelのCPUを搭載したメインパソコンでは、動画変換(XMedia Recode)で約50%の性能アップができました。
が、“HP Pavilion 500-210jp”では、5%と誤差範囲、変化なしでした。
 
👻 メインのパソコン(intel i5-4670K)の動画変換中のタスクマネージャ 👻


“XMedia Recode”の動画変換作業中のタスクマネージャを見ると、グラボ無しでは、CPUの使用率が100%でしたが、グラボ有りでは 75%前後に下がりました。

現在使用している動画編集ソフト“GOM Mix Pro”では、エンコード中のグラボの負荷量に変化はありませんでした。

グラボをつけることによって、最大25%くらいの仕事を、CPUからグラボに移せるようです。
一方、フリー動画編集ソフト“AviUtl”のQ&Aコーナーでは、グラボは何でもいい、オンボードでもいいとも答えてます。

“QUADRO“の予定が“GeForce”になりましたが、どちらにしても意味のない選択だったようです。よく“QUADRO“はCAD用、“GeForce”はゲーム用と言われていますが、“Radeon”等も含め、動画編集に向くか向かないかを分けることはできないようです。

準備・知識不足でした。軽く流していただけると幸いです。

👻 ELSA GPU Monitor 👻


ELSA社が提供する無料ツールです。ELSA社製のグラボしか表示しません。


🚚 メモ 🚚
Zotac Geforce GT 740中古(ヤフオク 2,600円 送料 756円)

2018年6月30日土曜日

180630 “HP Pavilion 500-210jp”のメモリの交換

こんにちはHousukeです。

前回『180628 “HP Pavilion 500-210jp”の性能チェック』の続きです。手配していたメモリが来ましたので、Win10に付属しているエクスペリエンス評価で性能チェックをします。メモリ交換によって、クロックアップ、容量増、デュアルチャンネル化することになります。

🏇 手配したメモリ 🏇

🏇 メモリの交換 🏇
Nanya NT2GC64B88BONF-CG 2GB×2枚+Hinix/Hyundai HMT325U6CFR8C-PB 2GB×1枚(計6GB、非デュアルチャンネル、1333MHz)
 交換
Elpida EBJ41UF88DW0-GN-F 4GB×2枚(計8GB、デュアルチャンネル、1600MHz)

🏇 メモリ交換前・後のエクスペリエンス評価の比較 🏇


メモリ(RAM)の評価の結果は、残念ながら変化なしでした。グラフィックスゲーム用グラフィックスの評価が、僅かに.1ポイントずつ向上しました。
前回の性能チェック、動画ファイルの変換もやってみましたが変化なしでした。(変換ソフトが表示してくれる所要時間は秒単位なので少々精度が足りませんが)

今回、Elpida 1600MHz 4GB×2は中古で 4,000円弱で入手しましたが、今から10年くらい前の同じグレードのメモリの価格は、20倍以上だったようです。
☏ 2007年頃のメモリ事情 ☏

その頃に同じようにメモリを、1333MHzから1600MHzにグレードアップして、効果が今回のようにエクスペリエンス 0.1ポイント程度だったら泣きそうです。
一方、売っているメモリメーカーも値段が10年で 1/20になるので、大変だとは思いますが…


🏇 HDDの交換 🏇
性能UPのためにあと出来ることと言ったら、HDDをSSDやM.2 SSDに交換することくらいですが、すでに充分速いSSDを搭載しています。SSDの次には、最速のM.2 SSD(PCie)があります。
性能は、多少良くなるとは思いますが、まだまだ高価です。
“HP Pavilion 500-210jp”の性能改善は、もっと良いアイデアが出るまで一旦ここで小休止にしたいと思います。

最後に、HDD、SSD、M.2 SSD(PCie)の速さの違いを紹介します。

🏇 HDD 🏇

🏇 SSD 🏇


🏇 M.2 SSD(PCie) 🏇


M.2 SSD(PCie)と形状や名称が似ている SSD(mSATA)、M.2 SSD(SATⅢ or SAT3.0)の速さは、SSDとあまり変わらないのでご注意ください。ヤフオクなどの業者の中には、知ってか知らずか、間違ってクリックしそうな出品を見かけます。
購入を予定されているのであれば、詳しい説明をしているサイトがたくさん在りますので、それらを参考にされるのが良いと思います。

2018年6月28日木曜日

180628 “HP Pavilion 500-210jp”の性能チェック

こんにちはHousukeです。

前回『180623 “HP Pavilion 500-210jp”がメインパソコンに』の続きです。改造を中止した“HP Pavilion 500-210jp”は、ヤフオクで売りとばされる寸前で、メインパソコンに返り咲きました。

😓 ヤフオクに出品した時の画像 😓

気に入っている点が1つだけあって、排熱が涼しく、ファンも静かなことです。TDP 65Wは、今となっては控えめな値ですが、それ以上に涼しい気がします。今年の夏は、これで涼しく静かに過ごす予定です。

最近、下手な動画の制作をするようになったので、動画編集の処理スピードが気になります。今回のHPモデルと対抗モデルの動画変換の時間を比較してみました。

😏 比較テストの作業内容 😏
サイズ1.6Mbyte/MP4の動画を、AVIにフォーマット変換する
(変換にはフリーソフト"XMedia Recode"を使用)

☺ HP Pavilion 500-210jp ☺
O   S:Win8.1/64bit
CP U:AMD A10 6700 3.7GHz(ターボ時4.3GHz), 4コア,TDP 65W
MEM:6GB DDR3 1333
他 :SSD 6GB/Sec、ミニタワー
フォーマット変換の処理時間12

☺ 対抗モデル ☺
O   S:Win7/64bit
CP U:Intel i5-4670K 3.4GHz(O.C.4.2GHz), 4コア,TDP 53W
MEM:8GB DDR3 1333
他 :SSD(SATAⅢ) 6GB/Sec、スリムタワー
フォーマット変換の処理時間9

残念ながら、今回のHPモデル(12)は対抗モデル(9)に大差で負けてしまいました。O.C.はロックフリーですが、純正のMBですのでノーマル動作しかできません。CPUは上位モデルとして"A10-6800K"がありますが、クロックの上限が実質 0.1GHz向上するだけなので、出費をしてまで換装する気にはなりません。

とは言っても、テスト中、対抗モデルの Intel i5-4670KのCPU使用率が100%近くなのに対し、HPの AMD A10 6700のCPU使用率は43%前後です。HPは処理時間こそ 7掛けのスピードですが、ファンが静かでかつ排熱が涼しいので、使い勝手としては良いのです。

メモリは、寄せ集めのDDR3 1333(2GB×3,非デュアルチャンネル)を取りあえず載せていますが、スッキリさせるためDDR3 1600 4GBを 2枚手配しました。
次回はメモリ交換前・後の、性能チェックの結果をお伝えしたいと思います。
お楽しみに...

2018年6月23日土曜日

180623 “HP Pavilion 500-210jp”がメインパソコンに

こんにちはHousukeです。

今まで使っていたパソコンの(メインサブとも)電源が入らなくなりました。前回『180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止)』の記事でご紹介した“HP Pavilion 500-210jp”が、オークション出品中でしたが、その出品を取消して急きょメインパソコンに昇格しました。

メインのパソコン
DELL Inspiron620sのケースに、MB:ASUS Z97M-PLUS、CPU:Intel i5-4670Kを入れた改造品です。
<症状>
立上りに時間が掛かったり、リセットされます。不具合の原因は、プライマリではなく、セカンダリー接続するHDD(Seagate 3.5インチ 1TB)でした。

🐉 不具合を起したHDD 🐉
電源投入回数 3715回、使用時間 20504時間、代替処理済のセクター数(●異常)。2012年 2月に購入し、約6年間使ったものです。


サブのパソコン
DELL Vostro230sのケースに、MB:ASRock Z97M Anniversary、CPU:Intel Pentium G3258を入れた同じく改造品です。
症状
電源ON後、CPUファンが2秒間隔くらいで、回る→止まるをくり返すだけで立上りませんでした。ゴタゴタを片付けてから確認したら、今度は正常に動作してしまいました。原因不明のままでは気分が悪いので、追ってランニングテストをしています。

パソコンのパーツ類はいつも使いっぱなしですが、壊れると一番困るHDDを“CrystalDiskInfo”を使って調べてみました。

①東芝製 2.5インチ  SSD 256MB(THNSNJ256GCSU)/サブのパソコンのOS起動用
電源投入回数:1100回、使用時間:2000時間/動作、info数値に異常なし

②Seagate製 2.5インチ HDD 500MB/一般データなどのアーカイブ用に外付け
電源投入回数:2300回、動作時間:26000時間/微かに異音、info数値に異常なし

③Seagate製 2.5インチ HDD 250MB/音楽や動画の記録用に外付け
電源投入回数:2300回、動作時間:32000時間/動作、info数値に異常なし

HDDの寿命は、一般的に1万時間、3~4年と言われています。メーカーのよっては 2年を保証期間とするところがあります。
但し、これらはメーカー保証上のことで、設計時の期待値や、使用する環境次第ではもっと長い寿命になっています。話がそれ過ぎてしまうので、別の機会があれば記事にしたいと思います。

今回、②のHDDは廃棄して、替わりに“東芝製 2.5インチ HDD 1TMB”をAmazonへ発注しました。安物買いのなんとかなのか、微振動があります。そのあと、SONYのポータブルHDDをヤフオクで中古を落札したら、またまた微振動がありました。どうもついてません。

🐉 メインパソコンに昇格した、“HP Pavilion 500-210jp” 🐉
ヤフオク出品を取消して、急遽メインパソコンになった“HP Pavilion 500-210jp”の雄姿です。次回は動作チェックをして、パーツの交換などの検討をしたいと思います。
お楽しみに...


⏳ 追記 ⏳
サブのパソコンの不具合の原因は電源であることが判りました。この電源を別のPCと交換して、しばらく使ったところで、また同じ症状が出ました。
多分 Core2時代のパソコンから外したものだと思います。高温が原因と思われる変色があります。お疲れ様の気持ちを込めて、隔週木曜日のリサイクル回収に出しました。


🚚 メモ 🚚
  • 東芝製 2.5インチ HDD 1TB(Amazon 4,000円Prime)
  • SONY USB3.0 500GB 2.5外付ポータブルHDD(ヤフオク 4,000円 送料 380円)

2018年6月16日土曜日

180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止)

こんにちはHousukeです。

なんとか時代について行こうと、最近 動画の制作を始めました。動画は夜に編集することが多いのですが、パソコンのエンコード中のファンの音(フルパワー)は気が引けます。動画ファイルの大きさによりますが、10分を越えることもあります。CPUファンを余裕のある径の大きなものに替えようとしましたが、ケース(筐体)がスリムタワーなので良さそうなものがありません。

そこで、径の大きなファンが使える大きなケースに、パソコンの中身ごと引っ越すことにしました。
普通にケースを買えば済む話なのですが、市販のケースはトラウマがあって信用していません。ブログネタも兼ねて、またもやメーカー製パソコンを改造することにしました。

ヤフーオークションを 2週間くらい見張って、割と綺麗めな“HP Pavilion 500-210jp”を落としました。
(落札時:メモリ2GB x 1、HDDなし、BIOS確認済、付属品なし、メモリスロット1認識せず)
ケースの大きさのカテゴリーとしては、ミニタワーと呼ばれています。

⌨ HP Pavilion 500-210jp ⌨
(斜め前)


(側面)
 
⌨ スペック ⌨
M B: MSI製 MS 7778(JasmineR), チップセット AMD A75 FCH, DDR3 x 4
C  P U: AMD A10 6700 3.7GHz(ターボ時4.3GHz), 4コア, TDP 65W
O S: Windows 8.1
I/O: Card Reader, USB2.0 x 4, USB3.0 x 2+2, PCI-E(16) x 1, PCI-E(1) x 3
ベ イ: ドライブ x 1, HDD(3.5inch) x 1
電 源: 300W
ケース: ミニタワー H36.7cm x W17.5cm x D38.9cm
質 量: 7.15Kg

AMDのCPUとは言え、4コア GPU内蔵 4.3GHz(ターボ時)は思わず惹かれます。最初はケースと電源があればいいやと考えていましたが、CPUも使えそうな気がしたので、マザーボード込みで使ってみることにしました。

⌨ パーツの追加とOSのインストール、性能評価 ⌨
👉メモリ
とりあえず、手持ちのDDR3 2GBx2枚を追加し、計 3枚 6GBにしました。デュアルチャンネルも相性もへったくりもなし。

👉HDD
同じく手持ちの 2.5インチSSDです。画像(側面)のように、横向きにネジ止めすることが出来ました。

👉OSのインストール
“HP Pavilion 500-210jp”の仕様で、BIOSにWindows 8.1のプロダクトキー自体が記録されているそうです。インストール後、自動的に認証されます。インストール出来るOSはWindows 8.1だけで、他のバージョンのOSは読込の時点で認識すらしません。(Windows 8.1は、マイクロソフトのオフィシャルサイトからDLできます)

このあと試しに、Windows 10へ自動更新しましたら、キーなしで認証されました。前オーナーが、無償期間中に自動更新した時のWindows 10のライセンスがマイクロソフト側に残っているものと思われます。

👉エクスペリエンス評価

左側が、今回の”HP”モデル、右側が引っ越そうとしている“intel i5-4670K”です。AMD 4コア(ターボ4.3GHz) vs Intel 4コア(O.C.4.15GHz)の対決です。
いい勝負ですが、結果はIntelに軍配が挙がりました。グラボの大御所がグラフィック性能でも負けたのは、ちょっと意外です。

👉まとめ
操作感として、多コアに因るものなのか負荷を掛けてもストレスを感じさせない滑らかさがあります。
あまり縁のなかったHP、AMDなので、追って使いながら評価をする予定です。
次回の記事は、“MB引越し”の予定です。

⚐ 残念ですが、改造を中止しました ⚐
調べているうち、改造防止のトラップ(罠)を発見しました。
USB端子の形状が、他のメーカ品や市販品と違います。画像では中央の2個の白いオス型コネクタです。比較のために“ASUS MB”のマニュアルのUSB端子部を載せました。

⌨ USB端子 ⌨
(HP Pavilion 500-210jp)


(ASUS MB/USB端子)

ケース側のUSBの配線用コネクタを交換すればいいのですが、ほかにトラップがないとも限らないので改造を中止することにしました。
オークションで処分することにしましたが、メインコンピューター(DELL Inspiron620s改造)が故障したので、出品を急きょ取りやめ、グレードアップして使うことになりました。
お楽しみに...

=追記=
HPの改造に挑みました。結果は悲惨...
⇒『201201 "HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)"をAMD CPU使いに改造


😈 おまけ/改造防止のトラップ(罠)の例/ 😈
メーカー製のパソコンが、ユーザーが改造を出来ないように、標準とは違う規格や構造で作られていることがよくあります。

⛔ Optiplex GXシリーズは左右
DELLのOptiplex GXシリーズは、前から見て普通のPCと比べて左右になっています。
外観だけでなく中身のMB(マザーボード)まで裏返しになっています。
- DELL GX620のMB(裏返し) -
- DELL XPS8700のMB(市販品と同じ) -
ここまで徹底されると手も足も出ません。


⛔ DELLのサーバーは市販のグラボが使えない
最近は無いようですが、DELLは春先に在庫品やB級品を、捨値で中古市場へ流していました。その時はヤフオクなどは大変にぎやかになります。普段、定価ではとても手の出ない業務用サーバ機、“SC430”や”SC440”は特に人気がありました。

- DELL PowerEdge SC430 -
ところが、”SC430”、”SC440”は、Pcieスロットに余計な仕切りがにあって、市販のグラボは挿せません。
オリジナルのオンボードGPUは、動画はおろかサイトの閲覧でもモタつく程度の能力でしたので、なんとか市販のグラボを付けようとする改造記事がネットによく出ていました。
一番ポピュラーなのが、余計な仕切りを半田ゴテで溶かしながら彫刻刀などを使って削り取る加工でした。
画像はx1のレーンです
見かけは x16レーンですが、実際のピン配置は x4レーンです。x4なりのスループットですが、オンボードGPUよりは遥かに高速です。
仕切りだけうまく削れなくて、そこから後ろをバッサリ切り落とすこともありましたが、どうせ x4なので実害はないという論法でした。

なかには、スロットを仕切りに合わせて切り落とした改造グラボをオークションで販売する強者も居ました。
- ヤフオクに出品していたSC430、SC440用改造グラボ -

売れ残ったら泣くに々けないと思いますが...

他にも、マザーが他のユニットを専用の回路で識別していて、適当にパーツ交換をすると起動しない仕様のものもあったそうです(古いDELL Vostroシリーズのフロントパネル交換の修理の事例で聞いたことがあります)。


🚚 メモ 🚚
  • HP Pavilion 500-210jp本体 '2014.01発売 (ヤフオク 税込 5,286円 送料一律 1,100円)
  (メモリスロット1が、認識はするが容量は正味 0Byte)
   バラせば大体そんなもの治るのですが、今回は展示申告の通りでした。

2018年5月18日金曜日

180518 初めての一眼カメラ CANON EOS M2

こんにちはHousukeです。

半年ほど前からハムスターをテーマにしたブログを始めました。撮影はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を使っていましたが、だんだんと性能の良いカメラが欲しくなりました。
♔ ジュニア (Nikon COOLPIX B700) ♔

ハムスターは生活のパートナーでもあるので、フラッシュや強い照明をあまり使いたくありません。もうひとつの理由は、ケージ(籠)の中や物かげにいる時の自然な姿を撮りたいことが多いからです。
暗いところで、自在にピントを合わせたいとなると、一眼レフミラーレス一眼のどちらかになります。

一眼レフ
センサー(撮像素子、昔はフィルム)とファインダーの両方に映像を供給するミラー機構を備えたカメラです。ファインダーの無い、いわゆるコンデジとは対極の、高性能カメラの位置づけにあります。

ミラーレス一眼
一眼レフカメラから、ミラー機構を省いたカメラです。ファインダーにはLCD表示装置が組み込まれています。精密な機構を減らせるので、一眼レフカメラに比べて軽量・コンパクト・低価格です。
一眼レフカメラに劣る点は、ファインダーの映像が遅れて表示されることです。連写に頼らず、感覚を研ぎ澄ましてシャッターを切るタイプのカメラマンには致命的な欠点になります。もちろんHousukeにそんな腕はないので関係ありません。

考えるまでもなくミラーレス一眼を選びました。
メーカーは、キャノン、ニコン、SONYが候補です。この 3社はコンデジやネオ一眼を使っているので安心感があります。

SONYのミラーレスは大変人気がありますが、高価すぎるので今回はパスしました。ニコンは、ミラーレスについては、まだ本気ではなさそうなので同じくパスしました。結局、残ったキャノンで探しました。
キャノンのミラーレスはEOS Mシリーズです。全体像を簡単に調べてみました。

   発売日      モデル名
 2012/10 EOS M
 2013/12 EOS M2
 2015/03 EOS M3
 2015/10 EOS M10(ビギナー向け)
 2016/09 EOS M5(上級者向け)
 2017/04 EOS M6
 2017/10 EOS M100(ビギナー向け)
 2018/03 EOS Kiss M
初回モデルは2012年発売の“EOS M”、最新モデルは 8代目の 2018年発売の“EOS Kiss M”です。全 8モデルの仕様・機能は、ビギナー、一般、上級者向けの 3層に分かれるようです。将来のEOS統合のストーリーがうっすら見てとれる気がします。

現物がなければ話にならないので、とりあえず中古の“EOS M2”を入手しました。レンズも同じく中古で“EF 35-80mm”、“EF-M 18-55mm”、”EF 50mm 1:1.8 Ⅱ”の3つを入手しました。

♔ とりあえず揃えた、“EOS M2”とレンズ他 ♔



 ホイールの大好きなペコちゃん 
“EOS M2”と単焦点レンズ”CANON EF 50mm 1:1.8 Ⅱ”でブログ用に撮った画像です。

ペコちゃんは、目にも止まらないほどのスピードでホイールを回して駆けているのですが、まるで止まって見え、細い毛一本一本が判ります。照明はスピードライト 90EXを使っています。
最新の高性能コンデジの半分程の価格で入手しましたが、中古のお得感だけでなく別の可能性がある気がします。

今回、よく知らないで入手した中古レンズには、30年近く前に発売されたものがありました。AF機能付のフィルムカメラが一般に出始めた頃のものです。ググってみたら、このくらいの古いレンズは普通に使われていました。ド中古をつかまされたというより、当時の技術の完成度の高さに驚きました。

🚚 メモ 🚚
  • CANON EOS M2/2013年発売(ヤフオク 17,686円)
  • CANON EF 35-80mm F4-5.6/1990年発売(ヤフオク 1,580円)
  • CANON EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM/2012年発売(Amazon 10,800円)
  • CANON EF 50mm 1:1.8 Ⅱ/1990年発売(ヤフオク 7,000円)
  • レンズフード EW-54(ヤフオク 1,098円)
  • スピードライト 90EX(Amazon 2,800円)
  • アダプタ EF-EOS M(Amazon 7,470円)
  • ハンドストラップ ER-E1(Amazon 1,400円)