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2020年12月24日木曜日

201224 ASRock DeskMini A300を入手しました

こんにちはHouskeです。

ASRockブランドで販売されている、ベアボーンキット “ASRock DeskMini A300”のご紹介です。
実は『201201 "HP ENVY 700-560jp(i7-4790)"をAMD Ryzen使い仕様に改造』の作業中に、AMD Ryzen7の動作確認用に購入したものです。

Mini ATXサイズが使われているものと思ってましたが、それよりさらに小さいMB(マザーボード)が入っていました。超小型PCと違うところは、制限はあるもののCPUやメモリーを用途に応じて自在に選べることです。またオプションも豊富にあります。
<ASRock DeskMini A300の外観>

🎍 ASRock DeskMini A300のスペック 🎍
◦AMD® AM4ソケット CPU
 - Picasso、Raven Ridge、Bristol Ridge、最大 65W
 - 最大高さ 46mm 以下の CPU クーラーをサポート
◦高速 DDR4 メモリ
 - DDR4-2933MHz (Ryzen)
 - DDR4-2400MHz (A シリーズ)
◦2 つの Ultra M.2 (NVMe)
 - M2_1 M.2 (2280) – PCIe Gen3 x4
 - M2_2 M.2 (2280) – PCIe Gen3 x2/x4
◦2 x 2.5" SATA 6Gb ハードドライブ
◦RAID 0/1 機能をサポート
◦HDMI, DisplayPort, D-Sub
◦AMD® Fluid Motion テクノロジー
◦Wi-Fi モジュール用の M.2
◦USB 3.1 Gen1 Type-C
<BIOS画面>

🎍 対応するCPU 🎍
AM4 Ryzen 5 PRO 3400G   65W 3.7GHz
AM4 Ryzen 5 PRO 3400GE  35W 3.3GHz
AM4 Ryzen 5 3400G       65W 3.7GHz
AM4 Ryzen 5 3400GE      35W 3.3GHz
AM4 Ryzen 5 PRO 2400G   65W 3.6GHz
AM4 Ryzen 5 PRO 2400GE  35W 3.2GHz
AM4 Ryzen 5 2400G       65W 3.6GHz
AM4 Ryzen 5 2400GE      35W 3.2GHz
AM4 Ryzen 3 PRO 3200G   65W 3.6GHz
AM4 Ryzen 3 PRO 3200GE  35W 3.3GHz
AM4 Ryzen 3 3200G       65W 3.6GHz
AM4 Ryzen 3 3200GE      35W 3.3GHz
AM4 Ryzen 3 PRO 2200G   65W 3.5GHz
AM4 Ryzen 3 PRO 2200GE  35W 3.2GHz
AM4 Ryzen 3 2200G       65W 3.5GHz
AM4 Ryzen 3 2200GE      35W 3.2GHz
AM4 A10 A10-9700E       35W 3.0GHz
AM4 A8 A8-9600          65W 3.1GHz
AM4 A6 A6-9550          65W 3.8GHz
AM4 A6 A6-9500          65W 3.5GHz
AM4 A6 A6-9500E         35W 3.0GHz
AM4 Athlon 3000G        35W 3.5GHz
AM4 Athlon 240GE        35W 3.5GHz
AM4 Athlon 220GE        35W 3.4GHz
AM4 Athlon PRO 200GE    35W 3.2GHz
AM4 Athlon 200GE        35W 3.2GHz

🎍 Ryzen3 3200Gを装着 🎍
<シネベンチ>
AMD CPU “Ryzen3 3200G”を装着して、シネベンチR15で性能評価をしました。
グラフィック性能:  54 fps
              CPU性能:580 cb
可もなく不可もなし... です。

<拡張性>
USB端子が 4個と少ないのですが、うち 3個がUSB3.0タイプ(5GBbps/電源900mA)なので、電源なしのハブで分けても十分機能してくれます。またM.2カードが2段重ねで、下段側に Wifiカードを装着できるので、貴重なUSB端子を節約できます。
グラフィックボードは付けられませんが、GPU内蔵のCPUに限定したからこそ小さくできたモデルなので、グラボに対応しないこと自体が仕様だともいえます。
2.5インチのHDDが 2つまで内臓できるので、スタンドアローンとしても十分なデータ記録容量を確保できます。

オフィスユーザーやハードなゲームをしないホームユーザーが対象になりますが、同じ性能のノートパソコンと比べれば、遥かにリーズナブルな出費でシステムを構成できるのが最大の魅力だと思います。

2020年12月22日火曜日

201222 HP ENVY 700-560jpをAMD Ryzenマシンに改造/作業編(起動しました、電源でした)

こんにちはHouskeです。

前回、『201205 HP ENVY 700-560jpをAMD Ryzenマシンに改造/作業編(起動しません、格闘中です)』の続きです。
電源をオリジナルの 460Wのものから市販品 玄人志向 750Wに交換して、起動するようになりました。
<起動するようになった 改造HPENVY 700-560jp>
<改造に使用したパーツなど>
 M B: ASRock AMD B450M Pro4
 C  P U: Ryzen 7 2700
 O S: Windows 10 Pro
 HDD: BIOSTAR M.2 256GB SS263PME32-PS1SH-AU2
 メモリ: Crucial DDR4 16GB CT16G4DFD8213×2)×2
 電 源: 750W KRPW-BK750W/85+
 ケース: HP ENVY 700-560jpを使用


🎅 腑に落ちない電源の仕様 🎅
<交換した電源>
販売:玄人志向 750W ATX電源 (Amazon 7,275円 prime)

<交換して外したオリジナルの電源>
交換して外したオリジナルの電源の出力電圧を測ってみました。単体で無負荷状態ですが、問題なさそうに見えます。
メインパソコンとして使っているときには、市販の電源 “SilverStone 750W”に換装して普通に動作していたので、同じ仕様で使えるはずですが...
出力電力は460Wと書いてあるので十分です...
改造防止のトラップの可能性は考えられますが、仕掛けが解りません...
どうも腑に落ちません。
気力を使い果たして疲れたので、後日、違うハードに実装してチェックしてみるつもりです。
- 追記 1月10日 -
外した電源を、別のパソコン(ASUS TUF GAMING B460M-PLUS+Core i5 10400)に装着して動作確認をしましたら、同じ症状になりました。ファンは回るがモニターは真っ暗な状態です。電源内部を目視で確認しましたが、焼けたり変形した部品は見当たりませんでした


🎅 USB3.0の内部配線が違う!! 🎅
パネルの上面にある、USB3.0が動作しません。
テスターでチェックしてみました。
USB端子から5V電源を取り出すケーブルを作ってあったので、とりあえず+5V電源とグランドの配線を探ってみました。
MB(マザーボード)のUSB3.0の配線によく見る青いコネクタなのですが、配線が違います。上の図でピンク色の横2本線で消した配線ですが、電源のところがデータラインになっていたりします。
詳しく調べてみようとして、受け口を見てみましたが、白色のホットメルトのようなもので固められてよく見えません。また各信号線が+-の2本から成っていて、USB2.0に比べると複雑で繊細なつくりになっています。
ネットを見てみましたが参考になるような情報はありません。
改造は無理そう(やる気なし)です。

配線が合ってないままUSB機器を挿したので、マザー側のUSB3.0の回路を壊している可能性があります。それを確認するために、USB3.0をUSB2.0に変換するコードをAmazonに注文しました。
また、フロントパネルのUSB2.0端子×4個のうち、×2個が未配線になっているので、その空きを埋めることができます(普通のPCはUSB2.0端子×2なので空きは出ない)。
<Amazonに注文した変換コード>

<変換コードの配線>
空いていたフロントパネル USB2.0端子から来ている白いコネクタを、変換コードに接続しした画像です。

<フロントパネル USB2.0端子>
USB電圧/電流計で正しく電源が供給されていることを確認し、続けてUSBキーボードを順に繋いで正常なことを確認しました。これでMBの回路が壊れてないことが確認できました。

後半はトラブル続きでした。一応は使えるようにはなりましたが、ケース上面のUSB3.0は未配線状態です。もし元気がでたら代替できるようなプラグ付ケーブルを探してみたいと思います。
今さら言うのもなんですが、HPのパソコンは改造しない方がいいと思います。確認のためだけにマザーボードやCPU付きのミニPCを無駄に買ってしまいました。また、予想しなかったUSB3.0のコネクタのアサインもまったく違っていました。
次回はその無駄に買ってしまったミニPC ASRock DeskMini A300Hのご紹介をしたいとおもいます。
です...


🎲 メモ 🎲
  • 玄人志向 750W ATX電源 KRPW-BK750W/85+ (Amazon 7,275円 prime)
  • 変換名人 M/B USB変換 (Amazon 599円 prime)
  • ASRock AMD B450M Pro4 (ヤフオク 4,800円 送料込)
  • ASRock べアボーンPC (ヤフオク 34,000円 送料 980円)

2020年12月5日土曜日

201205 HP ENVY 700-560jpをAMD Ryzenマシンに改造/作業編(起動しません、格闘中です)

こんにちはHousukeです。

🍜 HP ENVY 700-560jp(改造前) 🍜
今回は、パーツを交換しました。
が、起動しません。格闘中です。
完成までまだまだ時間がかかりそうなので、一旦 休憩もかねて記事にしました。

🍜 改造前の配線などの確認 🍜
<HP ENVY 700-560jpのマザーボードの配線>
フロントパネルやUSBなどの分かりにくいコネクタを主に記しています。

<フロントパネル側USB2.0x4(12P白コネクタx2)>

<カードリーダーUSB2.0(5P白コネクタx1)>

<上部パネル側USB3.0×2(20P青コネクタx1)>

<Audio(10P黄コネクタx1)>

<Power SWアッセンブリ>
Nopと記したLEDのリード線は、先が2Pのコネクタになっていますが、何処にも繋がれていません。

<PL LED-ASSY>
前画像のPower SWの横にある“PL LED”と同じ機能のLEDです。

<フロントパネル コネクタ>
配置は、前/前々画像から読み取れます。PL LED(赤色緑色)は2組ありますが、1つの端子に纏めて配線されています。
 黒:電源SW+
 黒:電源SW-
 赤:PL LED+
 緑:PL LED-
 黄:HDD LED+
 黒:HDD LED-

<<< ここからが改造内容です >>>
🍜 改造に使うパーツ 🍜
CPUは、AMD Ryzenをターゲットにしましたが、最新モデルは価格がまだ高いので中古の2000シリーズにしました。マザーやメモリなどは、先々のアップバージョンも考えて手配しました。
パーツの単価は最後のメモにまとめてあります。

<マザーボード>
 新品 ASRock B450M PRO4                        :Amazon

<CPU>
 中古 Ryzen7 2700 BOX 8コア 16スレッド :ヤフオク

<メモリ>
 中古 Team PC4/DDR4-2133 8GB         :ヤフオク
 

<SSD>
 流用 LITE-ON miniカード SATⅢ 128GB
 次の画像のアダプタに装着しています。

<SSDアダプタ>
 新品 PCIe& SATⅢ 変換アダプタ                :Amazon

<電源>
 流用 460W オリジナル

<グラボ>
 流用 NVIDIA GeForce GTX 760 OEM オリジナル

🍜 各パーツの交換作業 🍜
<フロントパネルコネクタの配線の差換え>
偶然ですが、“HP ENVY 700-560jp”と、今回のASRockのマザーは、同じ配線(配置)でした。なので、差換えの作業はありません。

<USB2.0コネクタの配線チェック・加工>
- 配線チェック -
市販品や他メーカー品と違っていて謎だった、HPのUSB2.0の12Pコネクタの配線は、部分がアース(Grand)なので削除可能だと判りました。多分、大昔のパソコンの雑音対策仕様の名残りか、サーバ機などの業務用機器から横展開された仕様ではないかと思います。
電源+5Vとアース(Grand)は、テスターチェックで市販品と同じピン位置だと判っていますので、あとは適当なUSBの実機を接続して動作チェックをするだけです。

- 加工 -
12Pのコネクタは、ボックス状の10Pのオス側のコネクタに挿せないので、2P分を削除する必要があります。たまたま12Pコネクタが手元にありましたので、練習を兼ねてカッターで削除する加工しました。誤挿入防止用の埋没穴の位置が違いますが、キリのようなもので簡単に穴を開けられます。
(USB配線用10PコネクタはAmazonやパソコン工房などから延長コードとして入手することができます。)


ところが...
🍜 早速組んでみましたが、起動しません 🍜
上の画像は、グラボがなかったり配線が中途な感じですが、起動に影響する可能性のあるものを外している状態です。
(グラボは“NVIDIA GeForce GTX 760 OEM”を装着して、モニターを接続しています。)
<起動しない状況の詳細>
・電源SWをONすると
 -ファンが回り、PL LEDとファンの外周の赤いLEDの電飾は点灯する
 -モニターはノーシグナルの状態で真っ暗
 -電源SWをONで 電源の 12[V]出力を確認(電源ユニットは正常である可能性)

 -BEEP音は鳴らない
  (メモリを外してエラーを発生させても同様、
       但しメモリのない時の特有の電源ON/OFF繰返し動作はする)

 -電源SWを長押しすると、電源を切ることが出来る

メモリを別のPC用に入手していた“Crucial DDR4 16GB CT16G4DFD8213”に交換しましたが、症状は変わらず起動しませんでした。

CPUの元オーナーさんのお話も聞きながらやっています。

- 2020.12.16 追記 -
泥沼状態です。AMD Ryzenミニデスクトップの完成品を入手し、その正常に動作しているCPU Ryzen3 3200Gに交換しても起動しません。もうやけになって今度はマザーボードも注文しました。明日届く予定です。


🎲 メモ 🎲
  • ASRock B450M PRO4(Amazon 8,054円 prime)
  • Ryzen7 2700 BOX 8コア 16スレッド(ヤフオク 18,000円 送料込)
  • Team PC4/DDR4-2133 8GB(ヤフオク 1,922円 送料 200円)
  • PCIe& SATⅢ to SAT変換アダプタ(Amazon 1,299円 prime)
  • Crucial DDR4 16GB CT16G4DFD8213×2(Amazon 13,613円 prime)

2020年11月19日木曜日

201201 HP ENVY 700-560jpをAMD Ryzenマシンに改造

こんにちはHouskeです。

前回『201026 DELL XPS8700のマザーを交換して第10世代のパソコンに改装 後編』の続きです。

🌾 HP ENVY 700-560jp(i7-4790K) 🌾
"HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)"をAMD CPU使いに改造することにしました。ここ十数年 “Intel”ばかりだったのに、最近 急にAMD CPUの話題が多くなってきて、ブログネタ的に面白そうだと考えました。また“i7-4790K“を処分すれば、そんなにお金を使わなくて済みそうです。(前回のDELL XPS8700の改造でいらなくなった i7-4770がヤフオクで 10,500円で売れました。)

2年前に、“HP Pavilion 500-210jp”を改造しようとしましたが、USBの内部配線が他メーカー品や市販品と違っていたので諦めたことがあります。
180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止)
同じHPなので、もしやと思って見てみたら、2年前と同じで、特殊な 6Pコネクタです。普通は4Pコネクタです。
 <2年前のHP Pavilion 500-210jpのUSB端子>
 <今回のENVY 700-560jpのUSB端子も同じ>
躊躇しましたが、たかだか4Pだし、電源(+5V)ラインの配線さえ間違わなければ壊れることはないだろうと考えて、改造を強行することにしました。
このUSBコネクタの配列は、改造防止というよりも、HPが昔から普通に使っているHP仕様のようです。


🌾 ここ最近のAMD CPU 🌾
AMDのCPUは、CPUソケット“Socket AM4”が2016年に新設されてから、急に元気になったようです。
このソケットは、形状はいっしょでも今のところ1~3(4?)世代まであります。多分、チップセットの世代の違いではないかと思います。
CPU(Ryzen)は、2000、3000、5000シリーズなどいくつかあって、数値が大きいほど新しいアーキテクチャで設計されています。
シリーズ   発売日
 1xxx 2017/  8頃
 2xxx 2018/  2頃
 3xxx 2019/  7頃
 4xxx 2020/  7頃
 5xxx 2020/11頃

また、Ryzen3、5、7,9と4種類あって、Intelの i3~ i9それぞれに対抗する体系になっているようです。
(画像はネットでパクりました)
ボードメーカーの世代の仕様の違いが絡んでくると、さらにややこしくなります。
Housuke 歳のせいなのか、ここまで調べて面倒になりました。とりあえず中古でもいいから手に入れて改造を進めることにしました。

キーワードは、
チップセットは新しいと思われる、B450B550など。
CPUは3000シリーズ以降のもの。
但し、新旧間の互換性については、疑ってかかった方がいいようです。ググってみても、明解な互換性の情報がありません。アップデートはボードメーカーが独自に供給しているものもあるそうです。
(CPU交換がIntelに比べ簡単なので、CPUのとっ替えひっ替えは気軽にできます。)
Intelのように、新しいCPUごとにソケットを新設して、スピーディーに新商品の開発・販売に特化する戦略とは違うようです。

次回は、マザーボードASRock B450M PRO4Ryzen7 2700や手持ちのパーツを流用しながら、改造する予定です


🎲 メモ 🎲
  • PC HP ENVY 700-560jp (ヤフオク 23,000円 送料 2,288円)

2020年10月26日月曜日

201026 DELL XPS8700のCPUを交換して第10世代のパソコンに改造 後編

こんにちはHouskeです。

今回は、パーツの手配と交換をしていきます。

🐣 パーツ一覧 🐣


  • <マザーボード>
    新品 ASUS TUF GAMING B460M-PLUS(WI-FI):ドスパラWEB(価格.com)


  • <CPU>
     Intel Core i5 10400(6core)       :PCワンズ(価格.com)


  • <メモリ>
     中古 Crucial DDR4 16GB×2             :ヤフオク

    当初は 8GB×2の予定でしたが、MSのフライトシミュレーターがギリ16GBを使い切りそうなので、32GBにしました。

  • <SSD>
      Silicon Power 256GB PCIe3.0×4 NVMe:Amazon


  • <電源>
     中古 750W 80plus GOLD SST-ST75F-GS    :ヤフオク


  • <グラボ>
     流用 Palit GeForce GTX1070ti

マザーボード、CPUは Amazon売切れだったので、“価格.com”で手配しました。値段はAmazonより安いことが多いようですが、会員登録をしたり注文の勝手がそれぞれ違ったりと少々面倒です。
費用の合計は予定の5万円を少し超えるくらいになりそうです。各パーツの単価は最後のメモにまとめてあります。


🐣 マザーボード取外し前の配線の確認 🐣
<XPS8700 主なコネクタ類の配線>

<XPS8700フロントパネル12Pコネクタの配線>
(電源の 、“”、””の””は判りやすいように分けただけで、アースなどとは無関係に電源SWへ配線されています)


🐣 マザーボード交換作業 🐣
<フロントパネルコネクタの配線の差換え>
前項の"フロントパネルコネクタ"の配線をXPS8700用から、交換先のASUSのマザーボードに合わせてリード線を差換えます。リード線の端子を止めている爪を、精密ドライバーのような工具で少し起すと簡単に抜けます。
配線の接続は、マザー側の20Pオスコネクタに対しケース側の12Pメスコネクタを、上図のピンク枠のところに挿します。
(コネクタの配線は、同じASUSでもマザーボードによって違うことがあるので、参考にされる方は、必ずそれぞれの機種のマニュアルを参照してください)

オーディオ、USBなどの他のコネクタは、そのまま挿すことができました。
(過去の記事に書きましたが、コネクタの配線が市販品と違っていて改造しにくい機種があります。☞『180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止』)

<CPUファン>
銅芯入りなので捨てずにとっておいたリテール品を使いました。結構嫌われるリテール品ですが、ワンタッチで簡単に取付けられるので気に入っています。Core2オーバークロック時代のヒートパイプや水冷を使った大型クーラーに比べると頼りない感じですが、最近のIntelはそんなに熱を出さないので余裕で使えます。

<4Pファン延長コード>
ケースファンのコードが短くて届かないので、アマゾンで4Pのファン延長コードを手配しました。ファン自体は3Pですが、回転数のコントロールが可能です。

<側面/後面>
XPS8700のケースはマイクロATXとしては大きめなので、長めのグラボも含めて余裕で組込むことができました。

😅 今回失敗したこと 😅
電源ユニットから出ている+12Vの電源コネクターはマザーボード用PCI Express用の2種類があるのですが、世代やメーカによってリード線数やその組合わせ方がマチマチなので判りにくい仕様です。Housukeはよく知らなくて、PCI Express用の方がリード線数が6Pと多いから良いだろうという思い込みでマザーボードの8Pコネクタに挿したら電源が入りません
電源ユニットを替えたり電圧を測ったりして まる一日無駄にしたあと、ふとマニュアルを見て閃き、たまたま持っていた4P→8P変換ケーブルをマザーボード用の4Pコネクタに噛まして、8P側をマザーボードのコネクタに挿したところアッサリ電源が入りました
<4P→8P変換ケーブル>

マザーボード用PCI Express用は同じ形状の12V電源コネクタなのですが、通電する条件が違っていて相互の代用は出来ないようです。
(ASUSのマニュアルに“+12V電源には必ず8Pの電源コネクタを配線してください”と説明がありますが、実際は電流容量を気にしなければ何Pでも電源は入ります。舌足らずの余計な説明ですが、解決するヒントになりました。)
危うくCPUとマザーをまた注文するところでした。


🐣 最先端マシンになったXPS8700 🐣

ヤフオクジャンクにまで落ちぶれた 6世代前の老いぼれXPS8700が、最先端マシンになってメインコンピューターの座に戻ってきました。🎉🎉🎉
なんだか堂々として誇らしげに見えます。

改造前と改造後のベンチマークテスト(CINEBENCH_R15)を比べてみました。
改造前
Core i7-4770(4コア)  690cb 
改造後
Core i5 10400(6コア)  1312cb 
ほぼ倍の性能になりました。

改装のきっかけにもなった、ゲームソフト"Microsoft Flight Simulator 2020"です。
どちらか言えばグラフィックボードの方が負荷のウエイトが大きいソフトですが、今回の6コアCPUも強力にアシストしてくれています。操縦・録画・飛行データ表示などを2画面で同時操作しても、改装前に比べ格段にスムーズになりました。


次回は、HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)をAMD CPU使いに改造する記事を予定しています。
☞『201201 "HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)"をAMD CPU使い仕様に改造』です。
お楽しみに...

追記...
DELL Inspiron660の改造記事をアップしました。
☞『221227 DELL Inspiron660 市販のマザーボードに交換する改造 前編


🎲 メモ 🎲
  • Intel Core i5 10400 BOX (ドスパラWEB 20,770円 送料無し)
  • ASUS TUF GAMING B460M-PLUS (PCワンズ 14,420円 送料無し)
  • メモリ Crucial DDR4 16GB×2  (ヤフオク 7,250円 送料 210円)
  • SSD シリコンパワー 256GB PCIe3.0×4 NVMe1.3 (Amazon 4,890円 prime)
  • 電源 80plus GOLD SST-ST75F-GS(ヤフオク 2,800円 送料 810円)
  • StarTech.com PWMファン延長ケーブル (Amazon 743円 prime)

- 以前に購入 -
  • Palit GeForce GTX1070ti (ヤフオク 17,500円 送料 1,089円)