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2019年11月30日土曜日

191130 SONY製カメラ APS-Cモデル用電池 NP-FW50の容量を測定・確認しました

こんにちはHousukeです。

前回『191123 リチウムイオン電池 26650の容量を測定・確認しましたⅱ』の続きです。治具を作ったので、今回はSONY製カメラ、主にAPS-Cモデルに使われている電池 “NP-FW50”について容量を測定・確認してみました。全部で 6個ありますが、電池の持ちが違うようで気になっていました。
🍱 NP-FW50 🍱


 (誤差程度の高抵抗値の抵抗の足をラジペンで平たく潰して、端子代わりに挿入する)

前回と同じく動画撮影をしてチェックしました。
🍱 動画撮影 🍱


🍱 接続図 🍱

🍱 電池No.6の容量測定を撮影した動画(300倍速) 🍱

<容量の計算>
容量 ≒ 加負荷時間 × 750mA(電流)
- 根拠 -
   加負荷時間: 開始から電池の電圧が7.2Vより低くなる瞬間迄の時間
750mA(電流): 7.5V(平均値) ÷ 10Ω
(SONY α5100実機で“電池がなくなりました”と表示されたときの電池の電圧が7.2Vでした。電池のスペックとピタリ一致しているところは、さすが日本製のカメラです。)

<測定結果>
電池No.           加負荷時間             容量             備考
   1.  23:16~23:58  0時間42分     525mAH      互換品(やや消耗
   2.  12:41~13:43  1時間02分     775mAH      互換品
   3.  06:12~07:07  0時間55分     688mAH      純正品
   4.  02:09~03:12  1時間03分     788mAH      互換品
   5.  03:19~03:55  0時間26分     325mAH      純正品(消耗
   6.  04:25~05:32  1時間07分     838mAH      互換品
(電池には 1020mAH 7.2Vと表記されています)

何個かはヘタって容量が少なくなっているなぁと思っていましたが、これではっきり分かりました。消耗が目立つ No.5は、使っている時間が一番多いと思われる、カメラを購入した時に付属していた純正品です。
尚、純正品と互換品の違いについては、新品の状態は分かりませんが、ここまで使ってしまうと、特に気になりません。