前回『220920 ステレオ音源用のサラウンドアンプ(BBD PT2399)製作 前編』の続きです。なんとか音出しできるようになったのでご報告いたします。
🍱サラウンド用スピーカー🍱
Technics SB-S30(1985年頃発売) メルカリ 2,200円 送料込
メルカリで今回のテーマに打ってつけの球形スピーカーを見つけたので、渡りに船で購入しました。取付ネジが1/4インチ(カメラと同じ)だったので、上の画像のように手持ちのカメラ用BRKTで棚板に取付けました。
= 内部の構造 =
(分解した画像はネットから拝借しました)
昔、中野サンプラザホールの天井に沢山ぶら下げてあったビクター製 GB-1を思い出しました。
(画像は QUADRA MIX SOUNDさんのHPから拝借しました。/天井の黒いのがGB-1かどうか確信はありません。たしか、クリーム色の天井に 2~3メートルくらいの間隔で付いていたように記憶しています。)
この球形スピーカーだけで一杯いけそうですが、気持ちがそっちへ行ってしまいそうなので、話をもどします。
この球形スピーカーだけで一杯いけそうですが、気持ちがそっちへ行ってしまいそうなので、話をもどします。
🍱Amazonで購入したエコー基板(BBD PT2399)🍱
=外観=
=ブロック図=
PT2399は、松下製IBBD IC MN3005の後継品のはずなのですが、段数の表記が無いかわりにブロック図に44K Bits RAM、クロック周波数が 2~17MHz、と数値が 1~2桁くらい大きくなっています。ちょっと違う気がするのでもう少し調べてみたいと思います。
V3205というICをCoolaudio Semiconductors社が販売していますが、こちらは松下製IC NMシリーズ直系の後継品だと思います。
= Coolaudio Semiconductors社製 V3205 =
V3205というICをCoolaudio Semiconductors社が販売していますが、こちらは松下製IC NMシリーズ直系の後継品だと思います。
= Coolaudio Semiconductors社製 V3205 =
百円ショップで購入した透明なケースに組込みました。見た通り、ユニットから出てきた音声出力をUSBアンプでスピーカーを鳴らすだけの簡単なものなので回路図は書きませんでした。
また、装置を簡単にしたかったので、電源はUSB電源5Vにしました。エコー基板への電源供給は、それの安定化電源回路をスルーして半田付け配線しています。
=設置=
=設置=
=クロック周波数調整=
クロック周波数を可変して、遅延時間の長さを調整します。推奨回路を参考にして、30KΩの半固定抵抗を後付けしました。
=帰還量の調整=
遅延回路の出力を入力へ帰還させる量を可変することで、残響の深さ(減衰量)を調整します。
🍱調整・試聴🍱
ギター演奏やニュース・対談などの分かりやすい音源で効果を確認しました。
概ね良好で、定在波感を和らげるような工夫をユニット内でしているような感じです。遅延時間が長・短の音を合成しているように聞こえました。
普通の音源での評価は難しいので、パルス波みたいな信号を発生するテスト音源を作ることにしました。
また、今のところエコー基板が 560円と恐ろしく安いのであと 2個くら買い足す予定です。
('79年頃、MN3005がIC単品で 6~7千円くらいした覚えがあります。)
エコー ⇔反射音、やまびこ、反響
やまびこなどの個数が数えられるような反射音やその効果のことです。
やまびこなどの個数が数えられるような反射音やその効果のことです。
リバーブ ⇔残響
洞窟の中の反響のような数えきれない程のたくさんの反射音が行き交っている状態や効果を表しています。
使用しているパーツの商品名を継承しているので、言葉があいまいになっているところがあります。その点はご了解ください。
🎲 メモ 🎲
- elfin203 エコー基板 (Amazon 560円 Prime)
- KKHMF PAM8406 デジタルパワーアンプ(Amazon 650円 Prime)
- フタつきケース (セリア 100円 税抜き)