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2020年10月26日月曜日

201026 DELL XPS8700のCPUを交換して第10世代のパソコンに改造 後編

こんにちはHouskeです。

今回は、パーツの手配と交換をしていきます。

🐣 パーツ一覧 🐣


  • <マザーボード>
    新品 ASUS TUF GAMING B460M-PLUS(WI-FI):ドスパラWEB(価格.com)


  • <CPU>
     Intel Core i5 10400(6core)       :PCワンズ(価格.com)


  • <メモリ>
     中古 Crucial DDR4 16GB×2             :ヤフオク

    当初は 8GB×2の予定でしたが、MSのフライトシミュレーターがギリ16GBを使い切りそうなので、32GBにしました。

  • <SSD>
      Silicon Power 256GB PCIe3.0×4 NVMe:Amazon


  • <電源>
     中古 750W 80plus GOLD SST-ST75F-GS    :ヤフオク


  • <グラボ>
     流用 Palit GeForce GTX1070ti

マザーボード、CPUは Amazon売切れだったので、“価格.com”で手配しました。値段はAmazonより安いことが多いようですが、会員登録をしたり注文の勝手がそれぞれ違ったりと少々面倒です。
費用の合計は予定の5万円を少し超えるくらいになりそうです。各パーツの単価は最後のメモにまとめてあります。


🐣 マザーボード取外し前の配線の確認 🐣
<XPS8700 主なコネクタ類の配線>

<XPS8700フロントパネル12Pコネクタの配線>
(電源の 、“”、””の””は判りやすいように分けただけで、アースなどとは無関係に電源SWへ配線されています)


🐣 マザーボード交換作業 🐣
<フロントパネルコネクタの配線の差換え>
前項の"フロントパネルコネクタ"の配線をXPS8700用から、交換先のASUSのマザーボードに合わせてリード線を差換えます。リード線の端子を止めている爪を、精密ドライバーのような工具で少し起すと簡単に抜けます。
配線の接続は、マザー側の20Pオスコネクタに対しケース側の12Pメスコネクタを、上図のピンク枠のところに挿します。
(コネクタの配線は、同じASUSでもマザーボードによって違うことがあるので、参考にされる方は、必ずそれぞれの機種のマニュアルを参照してください)

オーディオ、USBなどの他のコネクタは、そのまま挿すことができました。
(過去の記事に書きましたが、コネクタの配線が市販品と違っていて改造しにくい機種があります。☞『180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止』)

<CPUファン>
銅芯入りなので捨てずにとっておいたリテール品を使いました。結構嫌われるリテール品ですが、ワンタッチで簡単に取付けられるので気に入っています。Core2オーバークロック時代のヒートパイプや水冷を使った大型クーラーに比べると頼りない感じですが、最近のIntelはそんなに熱を出さないので余裕で使えます。

<4Pファン延長コード>
ケースファンのコードが短くて届かないので、アマゾンで4Pのファン延長コードを手配しました。ファン自体は3Pですが、回転数のコントロールが可能です。

<側面/後面>
XPS8700のケースはマイクロATXとしては大きめなので、長めのグラボも含めて余裕で組込むことができました。

😅 今回失敗したこと 😅
電源ユニットから出ている+12Vの電源コネクターはマザーボード用PCI Express用の2種類があるのですが、世代やメーカによってリード線数やその組合わせ方がマチマチなので判りにくい仕様です。Housukeはよく知らなくて、PCI Express用の方がリード線数が6Pと多いから良いだろうという思い込みでマザーボードの8Pコネクタに挿したら電源が入りません
電源ユニットを替えたり電圧を測ったりして まる一日無駄にしたあと、ふとマニュアルを見て閃き、たまたま持っていた4P→8P変換ケーブルをマザーボード用の4Pコネクタに噛まして、8P側をマザーボードのコネクタに挿したところアッサリ電源が入りました
<4P→8P変換ケーブル>

マザーボード用PCI Express用は同じ形状の12V電源コネクタなのですが、通電する条件が違っていて相互の代用は出来ないようです。
(ASUSのマニュアルに“+12V電源には必ず8Pの電源コネクタを配線してください”と説明がありますが、実際は電流容量を気にしなければ何Pでも電源は入ります。舌足らずの余計な説明ですが、解決するヒントになりました。)
危うくCPUとマザーをまた注文するところでした。


🐣 最先端マシンになったXPS8700 🐣

ヤフオクジャンクにまで落ちぶれた 6世代前の老いぼれXPS8700が、最先端マシンになってメインコンピューターの座に戻ってきました。🎉🎉🎉
なんだか堂々として誇らしげに見えます。

改造前と改造後のベンチマークテスト(CINEBENCH_R15)を比べてみました。
改造前
Core i7-4770(4コア)  690cb 
改造後
Core i5 10400(6コア)  1312cb 
ほぼ倍の性能になりました。

改装のきっかけにもなった、ゲームソフト"Microsoft Flight Simulator 2020"です。
どちらか言えばグラフィックボードの方が負荷のウエイトが大きいソフトですが、今回の6コアCPUも強力にアシストしてくれています。操縦・録画・飛行データ表示などを2画面で同時操作しても、改装前に比べ格段にスムーズになりました。


次回は、HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)をAMD CPU使いに改造する記事を予定しています。
☞『201201 "HP ENVY 700-560jp(i7-4790K)"をAMD CPU使い仕様に改造』です。
お楽しみに...

追記...
DELL Inspiron660の改造記事をアップしました。
☞『221227 DELL Inspiron660 市販のマザーボードに交換する改造 前編


🎲 メモ 🎲
  • Intel Core i5 10400 BOX (ドスパラWEB 20,770円 送料無し)
  • ASUS TUF GAMING B460M-PLUS (PCワンズ 14,420円 送料無し)
  • メモリ Crucial DDR4 16GB×2  (ヤフオク 7,250円 送料 210円)
  • SSD シリコンパワー 256GB PCIe3.0×4 NVMe1.3 (Amazon 4,890円 prime)
  • 電源 80plus GOLD SST-ST75F-GS(ヤフオク 2,800円 送料 810円)
  • StarTech.com PWMファン延長ケーブル (Amazon 743円 prime)

- 以前に購入 -
  • Palit GeForce GTX1070ti (ヤフオク 17,500円 送料 1,089円)

2020年10月16日金曜日

201016 DELL XPS8700のCPUを交換して第10世代のパソコンに改造 前編

こんにちはHouskeです。

⌛ DELL XPS8700 ⌛
2年前にヤフオクでジャンク品として入手した DELL XPS8700(2013年6月発売)です。 
 
先進的でクールなデザインなのですが、肝心のCPUは最新世代に6周回遅れの第4世代です。
こころなしか元気がないようにも見えます。
実は最近、ビデオ編集やシミュレーターゲームをするようになって、パワー不足を感じるようになってきました。
そこで、
CPUをもっと新しい世代に改装して、パワーを付けて元気になってもらうことにしました。

久しぶりの改装なので、CPUやソケット・メモリなど 世の中どうなっているのかざっと調べました。
⌛ ”Intel”のCPUとソケット・メモリ ⌛
LGA775      Core2          Pentium,Celeron,Core2,Q.. DDR3    2006~
LGA1156  第 1 世代      i3-6**,i5-7**,i7-8**                DDR3    2008~
LGA1155  第2・3世代   i3/5-2***/3***,i7-(2/3)7**      DDR3    2011~
LGA1150  第4・5世代   i3/5-4***/5***,i7-(4/5)7**      DDR3    2013~
LGA1151  第6-9世代    i7-(6~9)***,i9-(6~9)***      DDR3/4 2015~
LGA1200  第 10 世代      i5-10***,i7-10***,i9-10***     DDR4    2020~

8年前のVostro230の改造では“Core2Duo(LGA775)”から当時の最新世代、第3世代(LGA1155)にしました。
今回も第4世代(LGA1150)から、最新の第10世代(LGA1200)にします。
スマホに押されてなのか、幸いPCのパーツが安いような気もします...

 
⌛ CPUと他のパーツ候補 ⌛
<CPU>
最近(第8世代)、4コア超えのパワーのあるCPUを選べるようになってきたので、今回は不安定なO.C.(オーバークロック)無しでいくことにしました
Core2時代にはO.C.が当たり前でしたが、ビデオの編集やイラストでうまく出来たと思った所で、いきなり青画面になって作業がパァになるようなことがけっこうありました。

とは言っても予算に限りがあるので、LGA1200 i5 10400Fをターゲットにしました。i5ですが、6コア/12スレッドと、十分期待できます。
予定価格:18,000円~

<マザーボード>
ASUSを考えています。7~8年前の話ですが、ASRockだったかmsiだったか、ケースファンの回転がぶん回りで、すぐに ASUSに買い替えたことがあります。ASUSのマザーは、4Pのファンソケットに3Pのファンを挿しても、スピードコントロールしてくれました。日本メーカーに似た期待を裏切らない感があります。
マイクロATXサイズに限るので選択肢は少なく、たぶん次の商品になると思います。
ASUS GAMING B460M-PLUS(WI-FI)/Amazon
予定価格:14,273円
<メモリDDR4>
8GB×2中古(よくサーバー用ECC仕様が混ざっているのでポチらないように注意)
予定価格:5,000円前後

<電源>
700Wクラス中古(オリジナルは400W程なので頼りない...)
予定価格:2,000円前後

<グラボ>
とりあえず手持ちの GTX1050、GTX1070Ti を流用

<SSD>
M.2タイプ 256MBAmazon
予定価格:5,000円前後

中古もいれて、なんとか予算通り 50,000円くらいになりそうです。
パーツは探しながら入手します。

 
お楽しみに...