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2012年4月12日木曜日

120412 DELL Vostro230s 市販のマザーボード CPUに交換 Intel Core 2 Duo to 第二世代 Celeron G530 2core

こんにちはHousukeです。

DELL Vostro230s が故障したので修理をしました。サービスマニュアルやサービス用パーツがある分けではないので、うまく行かないこともありますが、今回はなんとかなりました。

📋 マザーボード(以降MBと言います)に不具合のあることを切分け📋
故障の症状は、電源が入りません。BIOSまで辿りつけず、アクセスランプが点滅し、ビープ音が断続的になります。
手持ちの CPU、メモリ、電源を入れ替えることで、MBに不具合のあることを切分けました。
交換可能な電解コンデンサやジャンパ抵抗には不具合が見つからなかったので、MBをまるごと市販品に交換することにしました。

📋部品は電源以外総入れ替え📋
部品は250Wの電源以外 総入れ替えになります。
M B:ASUS P8H61-M LE
CPU:intel® Celeron® G530 2.40GHz 第二世代 LGA1155
HDD:TOSHIBA 2.5インチ 500GB
メモリ:DDR3 2GB×1
電 源:250W オリジナルを流用
O S:Windows7 Pro
その他:ドライブ等は手持ちを流用

📋 I/Oパネルの交換 📋
爪で固定されているだけですが、しっかり取付けられています。ラジペンなどで、爪を一つずつ押戻します。

📋 フロントパネルの配線 📋
フロントパネルの配線は、オリジナル Vostro230sと違いますので、コネクタのリード線を差換えます。
リード線は、精密ドライバーのような工具で、コネクタのリード線の端子を止める爪を少し起すと簡単に抜けます。

📋 ハードディスク(以降HDDと言います) 📋
HDDは2.5インチを使いました。BRKT(ブラケット)はオークションでPCスタッフさんから落札した、放熱の良いアルミ製で2台まで取付けられる優れものです。マウント用取付ネジは特殊で入手困難なので、M3×6㎜のネジにナットを入れて代用しました。

📋 USB・Audio端子の確認 📋

メーカ製のパソコンやサーバー機は、改造を出来ないようなトラップ(罠)を仕掛けていることがよくあります。USB・Audio端子はブラックボックスになっていて怪しかったので分解してみました。コネクタにリード線が直付けで、簡単な作りでした。チェック用の回路みたいなものは無さそうです。

📋 組立完了 📋
画像ではうまくまとまって見えますが、フロントパネルの配線は長さに余裕がなく空中配線になってしまいました。
延長コードは Amazon等で入手可能です。
AINEX EX-004A

今回使ったマザーボード ASUS P8H61-M LEは、シャーシファンの回転をコントロールする機能がありませんでした。ファンにも因るかと思いますが、ファンぶん回りであまりうるさいので、この後すぐに MBを上位機種の ASUS P8B75-Mに交換しました。
BIOSPWMタイプ(4P)DCタイプ(3P)の自動切替え の切替えがあって、静かな回転に設定できるようになりました。
最近のMBでは、この自動切替えの機能が装備されている可能性が高いようです。

📋 OSをインストールして修理完了 📋
メーカー製のケースは、設計基準の違いなのか市販のものに比べ精巧・頑丈に作られています。
お勧めするわけではありませんが、壊れたり古くなったPCを改造で再生するのも選択肢の一つではないかと思います。


🍒 おまけ 🍒
≣I/Oパネル≣
MBを交換するには、今回のようにI/Oパネルを外せることが必須条件です。
Vostro230sの前のモデル200s、220sは、I/Oパネルの開口部がインナーシャーシと一体になっているのでMB交換は無理だと思います。
Inspironシリーズでも同様に、545s以降のモデルがMB交換 可能です。


≣CPU ベンチマークテスト(追記)≣
修理前:Intel® Core™2 Duo E7500
817

修理後:Intel® Celeron™ G530
853
ベンチマークテストがGeekbench 5の数値は、よく使われるR15に換算すると 1/5くらいになります