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2020年2月21日金曜日

200221 GSIクレオス Mr.ターンテーブルL DS001 安定化する改造

こんにちはHousukeです。

展示用ターンテーブルが、動画制作の小道具として必要になりました。発売から数年経っていますが、販売数が多い“Mr.ターンテーブルDS001”が安価なので調べてみました。
🎠 Mr.ターンテーブルDS001 🎠

カスタマーレビューには、不安定・電池の消耗が早いなどといった悪い評価が目立ちますが、一方ではこうすれば使えるといった改造する情報もたくさん見つかります。ユーザーの多くが、工作が得意なホビーストであることに由るものと思われます。
参考にした結果、電源をオリジナルの単三乾電池から、もっと強力(内部抵抗の小さい)な電源を外から供給すれば良いと分かったので、Amazonに注文しました。

🎠 内部の構造 🎠

ビスを 4本外すと上下のケースに分かれ、下側には電池ボックスと変速ギア入りのモーターが有り、上側は固定部分とギアの付いた回転部分からなっています。回転速度の設定は、単三乾電池の配線を3本分(4.5V)か1本分(1.5V)をSWで切替えるようになっています。ベアリングやコロの類は使われていませんが、値段からすれば良く考えて纏められています。

🎠 電源を外部から供給できるようにする改造 🎠
電源の端子として、スピーカーターミナルを上側のケースに穴をあけて取り付けました。端子はなんでも良かったのですが、金色がブログ映えするので使ってみました。電源の配線は、回転速度を変えるSWをSLOW側にしたとき外部の電源に繋がるようにしました。
(電池の数で速度調整する仕様は、いくらなんでも変なので、それを本改造のモード切替に転用しました)

電源には “191123 リチウムイオン電池 26650の容量を確認しましたⅱ”で記事にしたリチウム電池 26650をとりあえず使うことにしました。
容量が性能表示の半分ほどしかないバチもんですが、0.8Aの電流を 4時間以上 4.2V(最低時3.7V)の一定電圧で供給するパワーを確認しています。電池の内部抵抗は、今回のモーターくらいの負荷ならば、ほぼ無視できると思います。

🎠 改造後 🎠



🎠 動作中の画像 🎠

サブ画面は、カメラのレンズ 1.25Kgを乗せて回しているところです。多分これより重いものを乗せることはないと思います。
     負荷 質量          回転速度      消費電流(電力) 
たばこ    12g: 29秒/1回転 20mA(74mW)
レンズ 1.25Kg: 31秒/1回転 25mA(93mW)

オリジナル仕様の単三乾電池使用時は、指を触れると 回転が簡単に止まりましたが、改造後のリチウム電池 26650使用時では、指で押さえたくらいでは止まらなくなりました。指が持っていかれる感じで回り続けます。
1.25Kg負荷時に、電流が 20%増えているのに速さが 6%減なので、電源に余裕のあることが分かります。
(この時のリチウム電池 26650の電圧は4.2Vです)

上手くいったので、だんだん欲が出てきました。つぎは回転速度を可変できるようにする改造をしたいと思います。
(もし改造をされる場合、保証は一切ありません。最悪の場合、発熱・発火する可能性がありますので十分注意してください。)
次回『200228 GSIクレオス Mr.ターンテーブルL DS001 の回転を可変する改造


🎲 メモ 🎲
  • Mr.ターンテーブルL DS001(Amazon 1、670円 Prime)
  • EIGHTNOO スピーカーターミナル 6個25mm(Amazon 750円 送料無料)

2020年2月7日金曜日

200207 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(改良編)

こんにちはHousukeです。

前回“190315 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(製作編)”の続きです。
前回不満だったところを改良しました。

不満だったところ
  • L、Rのスピーカーを縦に重ねて、むりやりモノラル(センター)にしているので、音像の焦点が縦にボケているような気がする
  • センター(モノラル)と両サイド(L-R、R-L)の音量を調整して、もっと良い音場の最適ポイントを探りたい

🌰 改良した“マトリックススピーカー”の全景 🌰

前回使っていた中華アンプと JBLコントロール1Xは、他に使ってしまいましたので、スピーカーとアンプは新しく入手しました。


🌰 試聴 🌰
前回と同じように YoutubeでDLした、割と古め(爺ィなので)な楽曲を再生しました。
LRに分かれた音源が聞こえる位置は、イメージとして次の画像の黄色の楕円の辺りです。

残響成分の音はさらに大きな輪に広がります。野外収録のような音源では、耳の近くで聞こえる時もあります。
<不満だった音場の焦点>
センタースピーカーが正真のモノラルなったことで、音源の定位がハッキリした気がします。悲しいかなテキトウな耳です... 
<音場の最適ポイント>
センター(モノラル)と両サイドの音量を個別に調整できるようになりましたが、その最適ポイントを決めにくいところがあります。その時の気分や楽曲の雰囲気で変わるのです。
両サイドの方の音量を大きくしていくと、音場の広がりは大きくなりますが、音の定位感が乏しくなります。とは言え、非現実に広がった幻想的な音場は癖になる面白さがあります。


🌰 回路構成 🌰
LINE INを“分岐ケーブル”で2系統に分け、サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)のそれぞれの回路へ音声信号を供給しています。
トランスは音源の引算だけに使用しました。センターは、“ステレオ信号足し算”を通してモノラル化した後、アンプ付きスピーカーの片CHだけ使っています。
サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)の音量のバランスは、それぞれのボリュームで可変しています。

最初はどうなることかと思いましたが、だんだん完成度が上がってきました。
50年前のSONYの、“小さなラジオで大きな音場を再現する”という開発コンセプトは今でも魅力があります。
 
メインスピーカーとしては原音の再現性の点で無理がありますが、サブとして移動可能なモバイルスピーカーだったら有ってもいいと思います。
また挑戦する予定です。
次回⇒『
マトリックススピーカーのモバイル化


🌰 おまけ 🌰
<エレコム スピーカーMS-130SV 改造>
ワンタッチコネクターを使って、スピーカと内臓アンプを自在に接続・切離しができるようにしました。
また起動するときVolの位置によって、ポコポコ. . (すぐ減衰) と発振するので、電源の25V1000μFを交換しました(症状は変化なし)。
低音がボンつくので、換気扇用のネット(ポリプロピレン難燃性不織布)を丸めて、吸音材として入れました。多少良くなった気がします。
(リード線類が中まで黒く変色していたので全部交換し、MICとPHONEのケーブルが後ろから出ていましたが不要なので削除しました。)

<DROK ステレオ・アンプ・ボード>
電源:12~15V 5.5㎜径プラグ
デジタル中華AMPを探してみましたが、適当なものが無かったのでボードタイプにしました。手持ちのPCケースのスペーサを足代わりに付けました。ボリュームに触るとノイズを拾うので、ボリュームの金属部分にリード線を半田付けしてアースに落としています。パワーICはアナログタイプなので結構発熱します。

<ステレオ信号足算回路>
SDの空箱に回路を組込みました。PHONEケーブルはダイソー製(100円ショップ)です。ケーブルは細いエナメル線を束ねただけの作りになっていて、信号線がシールドされてないので耐ノイズ性能は低いようです。線を摘まむと “ジー”とノイズが出ます。

<マスターボリュームがない>
サイド(L-R,R-L)と、センター(モノラル)のボリュームが別々なので、全体の音量は音源側(パソコン)のスピーカーの“スライダー”を操作しています。マウスが要るのでちょっと不便なのでググってみたら、次のような外付けタイプのボリュームが数社から出品されています。
- CHELINK 音ボリューム Amazon 1,060円 prime -
(結局使いませんでしたが...)


🎲 メモ 🎲
  • エレコム スピーカーMS-130SV(ヤフオク 600円 送料 1,000円)
  • FULARR@ ワンタッチコネクター15個(Amazon 990円 Prime)
  • ELECOM イヤホン分岐ケーブル(Amazon 305あわせ買い)
  • DROK ステレオ・アンプ・ボード(Amazon 1、688円 送料無料)
  • ビニール平行コード赤・黒 VFF0.75 5M(島忠・ホームズ 税別480円)
  • PHONE端子コード ×2(ダイソー(白色)、セリア(黒色) 税別100円)

2019年11月30日土曜日

191130 SONY製カメラ APS-Cモデル用電池 NP-FW50の容量を測定・確認しました

こんにちはHousukeです。

前回『191123 リチウムイオン電池 26650の容量を測定・確認しましたⅱ』の続きです。治具を作ったので、今回はSONY製カメラ、主にAPS-Cモデルに使われている電池 “NP-FW50”について容量を測定・確認してみました。全部で 6個ありますが、電池の持ちが違うようで気になっていました。
🍱 NP-FW50 🍱


 (誤差程度の高抵抗値の抵抗の足をラジペンで平たく潰して、端子代わりに挿入する)

前回と同じく動画撮影をしてチェックしました。
🍱 動画撮影 🍱


🍱 接続図 🍱

🍱 電池No.6の容量測定を撮影した動画(300倍速) 🍱

<電池の容量の計算>

電池の容量は 加負荷時間 × 750mA(電流) として計算しました。
加負荷時間開始から電池の電圧が7.2Vより低くなる瞬間迄時間 としました。
750mA(電流)は 7.5V(電池の電圧のおおよその平均値) ÷ 10Ω として計算しました。
(SONY α5100実機で“電池がなくなりました”と表示されたときの電池の電圧が7.2Vでした。)

<測定結果>
電池No.           加負荷時間             容量             備考
   1.  23:16~23:58  0時間42分     525mAH      互換品(やや消耗
   2.  12:41~13:43  1時間02分     775mAH      互換品
   3.  06:12~07:07  0時間55分     688mAH      純正品
   4.  02:09~03:12  1時間03分     788mAH      互換品
   5.  03:19~03:55  0時間26分     325mAH      純正品(消耗
   6.  04:25~05:32  1時間07分     838mAH      互換品
(電池には 1020mAH 7.2Vと表記されています)

何個かはヘタって容量が少なくなっているなぁと思っていましたが、これではっきり分かりました。消耗が目立つ No.5は、使っている時間が一番多いと思われる、カメラを購入した時に付属していた純正品です。
純正品と互換品の違いが気になるところですが、新品の時は分かりませんが、ここまで使うと差はないようです。

2019年11月23日土曜日

191123 リチウムイオン電池 26650の容量を測定・確認しましたⅱ

こんにちはHousukeです。

前回:『191118 リチウムイオン電池 26650の容量を確認しました』の続きです。
注文していたリチウムイオン電池 26650用の電池ホルダーが届きました。長さ63mmの電池がやっと入る大きさで、65mmのものは多分入らないと思います。
これを使って、10個ある電池の容量を単体で測定していきたいと思います。

⏳ 注文していたリチウムイオン電池 26650用の電池ホルダー ⏳
販売元:TotaLohan ¥699(Amazon/Prime)


充電と容量測定にかかる時間が、電池一個あたりまる一日かかります。暇な年金生活とは言え、一日テスターを見ているわけにはいかないので、動画に撮って観察することにしました。
⏳ 動画撮影 ⏳


⏳ 接続図 ⏳

⏳ 電池No.7の容量測定を撮影した動画(300倍速) ⏳
(10時40分頃からテスターの電圧の読みが減ってきます)

<容量の計算>
容量 ≒ 加負荷時間 × 840mA(電流) × 0.95(補正値)

   加負荷時間: 開始から電池の電圧が3.7Vより低くなる瞬間迄の時間
840mA(電流): 4.2V ÷ 5Ω
 0.95(補正値): 電池の電圧が下がってきた時に電流の減った分を補正

<測定結果>
前回も記しましたが、電池には 7200mAh 3.7Vと表記されています。

電池No.           加負荷時間             容量       質量(g)
   1.  11:44~15:13  3時間29分    2780mAh      93
   2.  01:03~01:20  0時間17分      226mAh      78(軽い)
   3.  08:56~12:27  3時間06分    2806mAh      87
   4.  12:27~15:33  3時間06分    2474mAh      88
   5.  15:45~19:16  3時間31分    2806mAh      89
   6.  15:42~19:08  3時間26分    2740mAh      83
   7.  19:27~22:53  3時間26分    2740mAh      86
   8.  19:44~22:50  3時間06分    2474mAh      88
   9.  10:26~17:54  7時間28分    5958mAh      95(重い)
 10.  13:08~17:00  3時間52分    3086mAh      89

惨憺たる結果です。ほとんどが、表記の半分以下の容量でした。No.2は使えない不良品です。
重さを測ったところ、中で一番マシなNo.9は、他のものに比べて 6~7g重いことが分かりました。No.2が逆に同じくらい軽いことを併せて考えると、容量は重さに関係しているようです。同じテーマの、他の人のYouTube動画でも、重さを比較している内容のものがありました。

容量が少ないながら割と同じ水準に揃っているので、製造ラインの検査でハネられた不良品の寄集めではないようです。推測ですが、この程度ごまかしったってわかりゃしない、常識の範囲内だくらいの気持ちで、製造・販売しているような気がします。
※出力電圧が4.2V一定に保たれているので、制御基板は内臓されています。

中華製の全部がこんなものなのかどうかは、本記事の10個しか調べていないので何とも言えませんが、Amazonのカスタマレビューを見ると“容量が疑わしい”といった評価をよく見かけるので、推して知るべしです。また、値段が高ければ品質が良いわけでもないようなので厄介です。
絶対の品質を期待するならば、何倍も高価になりますが日本製を優先して検討した方がいいと思います。日本の製造屋に、人を騙してまで金を儲けようなんてヤツなど見たことがありません。


とは言え、趣味やブログに一時しか使わない小物については、どうしても値段最優先で選びがちです😅。
そんなわけで、またまたアマゾンで安物買いをしてしまいました。
⏳ USB 簡易電圧・電流チェッカー ⏳
販売元:ヴィンだ ¥280(Amazon/Prime)
280円と恐ろしいほどの安物ですが、いまのところ故障などせず動作しています。カスタマレビューによると、電流の値は10%くらいの誤差はあるようです。
発火などの事故には十分注意していきたいと思います。

次回は、今回の測定治具を使って、消耗度合が気になっていたSONYのカメラ用の電池を測ってみる予定です。
お楽しみに...


🎲 メモ 🎲
  • TotaLohan リチウムイオン電池 26650用ホルダー×2 (Amazon 599Prime)

2019年11月18日月曜日

191118 リチウムイオン電池 26650の容量を測定・確認しました

こんにちはHousukeです。

前回の『191114 リチウムイオン電池 26650でモバイルバッテリーを作りました 』の続きです。
注文していたダミー負荷用のセメント抵抗が届きましたので、ヤフオクで落札したリチウムイオン電池 26650の容量を測定・確認しました。
⏳ セメント抵抗 ⏳
5[Ω]/5Wの抵抗を2本直列にして、10[Ω]にしました。

⏳ 接続図 ⏳

電圧は5⒱なので電流は 500mA流れます。

⏳ 容量を測定・確認している様子 ⏳
電池には、7200mAh 3.7Vと容量が表記されています。
測定といっても、テスター 一丁しかありません。それも、秋葉原へテスターコードを探しに行って、そのコードより安かったので購入した安物テスターです。
テスターのDC電流のレンジが最大250mAなので、今回の500mAの電流を測ることができません。電圧のチェック用につないでおきました。電流値はセメント抵抗の抵抗値頼りです。許容差表記がないので多分±10%の精度だろうと思います。

測定中、抵抗はかなり発熱します。60℃位にはなっていると思います。一方、バッテリーケースは冷たいままです。テスターの電圧の読みは5V一定なので、低損失なDC-DCコンバータ回路で降圧しているようです。値段と大きさを考えると、昭和の人間にはただ驚きです。

この状態を14時間以上継続できれば、7000mAh超の容量の電池であることが証明されます。
ところが...
4時間経って、インジケータが緑色から黄色になりました。
6時間半経って、インジケータが赤色(点滅)になりました。
6時間40分で、バッテリーケースの出力は遮断され、インジケータが消えました。
容量は 3300mAh、表記の半分以下の残念な結果になりました。

この時の電池の電圧(無負荷時)を測ってみたら...
1つ目の電池:3.5V
2つ目の電池:4.1V

どうも、電圧の低い“1つ目”の電池が足を引っ張っていて、実力を出し切れてないような気がします。ペアにする電池は、容量を揃えたほうがいいと考えました。

1個入りの電池ホルダーを注文しました。
⏳ 電池ホルダー ⏳
お楽しみに...
 

🎲 メモ 🎲
  • TotaLohan 電池ホルダー 26650(Amazon 699円 Prime)

2019年11月14日木曜日

191114 リチウムイオン電池 26650でモバイルバッテリーを作りました

こんにちはHousukeです。

問題の電池をモバイルバッテリーとして活用するために、Amazonで次のケースと充電器を購入しました。

🔋 26650 ケース 防水 バッテリー パック 自転車ランプ 🔋
販売:TrustFire ¥1,377(Amazon/Prime)
- TECHNICAL PARAMETERS -
INPUT      :8.4V
OUTPUT1:8.4V [DC]
OUTPUT2:DC 5V Max 2100mA [USB]
Standby Current:80μA
*ONLY Fit for 26650 Battery
-------------------------------------------

🔋 バッテリーケースの動作テスト 🔋
26650電池を2つ装着しました。充電レベルを表わしていると思われる 3連のインジケータ(上の画像の小窓)は常時 1つだけ点滅します。
USB端子の電源ラインは 5.03Vの出力電圧を確認しました
×DCプラグ(OUTPUT1:8.4V [DC])の出力電圧は確認できませんでした

DCプラグから充電ができるのか、ACアダプタ(10V)を繋いでみましたが、インジケータが点灯後すぐ消えて挙動がおかしいので止めました。
充電できるにしても、2本の電池が直列になっているので嫌な気がします。
電池内部のICが個々に管理してくれそうな気はしますが、このタイプの電池にはICのないものも販売されています。
この大きい電池が燃えた日にはシャレにならないので、充電しない方が良さそうです。

安価なのと、他に選択肢がなかったのでとりあえず購入しましたが、機能がはっきりしません。分解すれば判るだろうと、回路基板の蓋のネジ×2本を取って外そうとしましたが、何かが邪魔をしてどうにも外れないので見送りました。


🔋 L1 LCD リチウムイオンバッテリー USB充電器 (充電器単体) 🔋
販売:KEEPPOWER(純正) ¥1,480(Amazon/Prime)
こちらは、充電器のメーカーのなかでも名が通っているようです。電池の電圧が4.2Vに達すると100%(満充電)になります。


本記事の電池の容量は 7200mAhですが、前回のジンバルに入っていた電池は 5000mAhと大きく違います。Amazonの電池の出品だけパッと見ても 4800mAhから 8800mAhまであって、カスタマレビューには “表示通りの容量ではない”という指摘が散見します。
また、リチウムイオン電池は発火・爆発の危険があります。
妖怪と、信用できない山賊を一度に相手をしている気がします。

次回は電池の容量を目安程度ですが測定する内容をご紹介したいと思います。
ダミー負荷用のセメント抵抗を注文しました。
次回⇒『191118 リチウムイオン電池 26650の容量を確認しました


🎲 メモ 🎲
  • KEEPPOWER リチウムイオンバッテリー USB充電器(Amazon 1,480円 Prime)

2019年11月12日火曜日

191112 リチウムイオン電池のサイズは信用出来ない

こんにちはHousukeです。

またまた知識不足の早とちりでいらない買い物をしてしまいました。
円筒形リチウムイオン電池(バッテリー)×10本です。


<早とちり1/ジンバルの電池が不良と勘違い>
最近購入した一眼カメラ用ジンバルです。
🐌 カメラ用ジンバル FeiyuTech G6 PLUS 🐌

充電しようとすると、充電中のアイコンがすぐ消えます。早とちりをして電池の不良だと考えました。
さっそく電池を買おうとAmazonを探しました。
(後で、USB用電圧・電流計を使って確認したところ、アイコンが消えても300mA前後の電流が流れて充電していて、電池は正常であることを確認しました。)

<早とちり2/オークションの説明を信用した>
電池は、商品名が“26650”というリチウムイオン電池です。商品名の数字がそのまま 直径26mm×長さ65mmを表わしているそうです。
ところがAmazonのカスタマレビューから、長さが65mmから70mmまで色々あって信用出来ないことが判りました。規格自体に幅があって、クレーム返品は難しいようです。
(保護回路*の有り無しで長さが違うそうなのですが、それにしてもそんなテキトウな規格は今まで聞いたことがありません。ググッても誰も文句を言っていないのが不思議です。)

ジンバルに実装されている電池の長さは65mmでした。

Amazonは止めて、長さが 65mmと表記されていたヤフオクの説明を信用して落札しました。
ところが、現物が来てみると。
なんと長さは中間とって68mmでした。3mmの差は大きすぎてジンバルには入りません。
電池の底蓋には高さ10㎜くらいの凸部があるので、それをフライスで削ってメッキすれば何とかなりそうですが、そこまでは...

無駄に買ってしまったデカい電池×10本を、なんとかモバイルバッテリーにでも活用しようと、Amazonでバッテリーケースを注文しました。次回ご紹介したいと思います。
次回『191114 リチウムイオン電池 26650でモバイルバッテリーを作りました

保護回路*

画像は18650用の保護回路基板です。この保護回路基板が内臓されていない電池(長さ 65mm)は生セルと呼ばれ、汎用の電池として販売されることはないそうです。
なかには有るように見せかけて実は入っていない偽装品もあるようです。

2019年11月9日土曜日

191109 ジンバル Feiyu Tech G6 PLUSから α5100をリモコン操作

こんにちはHousukeです。

ジンバル FeiyuTech G6 PLUSを入手しました。一眼カメラ対応のジンバルの中では、今のところ一番小型・軽量だと思います。
Housukeは、腱鞘炎もあってなるべく重いものは持ちたくないので、手持ちのカメラのなかで一番軽いSONY 一眼ミラーレスカメラ α5100を乗せることにしました。
-- 重さ --
α5100(283g)+SELP1650(116g) → 約399g
最大搭載荷重 800gに対して 半分程なので、ダイカスト製の三脚の重さとも相まってバランスがとてもいいように感じます。ジンバルと三脚 諸々合わせると 実測1,334gです。

-- ジンバルからカメラをリモコン操作 --
レンズがせっかく電動なので、ジンバルからカメラをリモコン操作することにしました。α5100は赤外線リモコン非対応ですが、無いと言われるとよけいリモコンを使いたくなります。
本ジンバルのカメラのリモコン操作については、YouTubeにメーカから動画が上がっていますが、大雑把な説明なので設定の手順までは分かりません。マニュアルにもこれといった説明がありません。
仕方がないので、いつもの行き当たりばったり でやってみることにしました。

使用したスマホは iPhone5C/iOS 10.3.3です。一世代前のOSなので、最近のiPhoneなら問題なくできると思います。Androidのスマホでも可能ですが、こちらは古いOSでは対応するアプリが無い可能性があります。リモコン操作できる機能はカメラメーカーによって違うので、次の対応表を参考にしてください。
FeiyuTech G6 PLUSカメラ対応表

-- いつもの行き当たりばったりの作業手順 --
<手順 1>
📲アプリ “Feiyu ON”をスマホにインストール、アプリを開きます
📲アプリの使用を許可し、メールアドレスを入力します

📲ジンバルの電源は入れておきます

<手順 2>
▷スマホがジンバルのブルーツース(電波)を感知すると、ジンバルの画像が表示されます
📲このスマホ画面のジンバルの画像をタップします


▷この時点で、スマホとジンバルはブルーツースで接続されています

<手順 3>
📲カメラのアプリケーションメニューの“スマートリモコン”をタップします

<手順 4>
▷カメラがWiFi基地局になります
▷WiFiのSSID/パスワードが表示されます


<手順 5>
📲ここで、スマホの“📷Φ|Not connected”をタップします


<手順 6>
📲カメラがSONY製なので“SONY”をタップします

<手順 7>
📲カメラがα5100なので“5100”をタップします

<手順 8>
📲カメラ(手順 4)に表示されているWiFiのSSIDをタップします

<手順 9>
📲カメラ(手順 4)に表示されているWiFiのパスワードを入力します
(一度登録すれば、次回から自動で接続します)

<手順 10>
▷スマホがカメラのWiFiを受信しています(設定/WiFi画面)
(特に確認する必要はありません)

<手順 11>
▷カメラのDisplayの左上隅に“スマートリモコン”のアイコンが表示されます

これで、ジンバルの赤いボタン→録画、丸いつまみ→ズームで、α5100をリモコン操作することができます。

但し、スマホのアプリからカメラを操作することはできません。ジンバルとカメラを完全にリモートコントロールしようとすると、もう一台カメラ専用のアプリをインストールしたスマホが必要です。

スマホのWiFi登録は、アプリ “Feiyu ON”で行うようにします。スマホの(設定/WiFi登録)は触らないようにします。もし、(設定/WiFi登録)上で認識した時、その履歴が残っているようならそれを削除してください。

🎲 メモ 🎲
  • FeiyuTech G6 PLUS/三脚欠品(ヤフオク 22,000円 送料 1,080円)
  • ミニ三脚アルミ合金(Amazon 1,599円 Prime)

2019年11月4日月曜日

191104 Panasonic製 MV-HMP22Bをお絵描き用に入手しました

こんにちはHousukeです。

ブログを書いていると、どうしても自前でイラストを描いて使いたい時があります。仕事にするわけではないので安価な中古を探していたら、液タブ(液晶ペンタブレット)らしい Panasonic製 MV-HMP22Bがヤフオクに 2,980円で出ていたので入手しました。ググッてみると、医療業界向けだそうです。WACOM(ワコム)にも同じ医療業界向けの商品があります。

🎲 Pansonic製 MV-HMP22B 🎲


<ドライバ>
Panasonic製 MV-HMP22Bについてのドライバ情報などが見つかりません。WACOMのDTK-2242にそっくりで、そのOEM版らしいという情報がありましたので、DTK-2242用のドライバ“WacomTablet_6.3.36-1”をインストールしました。

- デスクトップセンター -
デスクトップセンターでは“接続中のデバイスなし”と表示されます。(WACOMのDTK-2241でも、同様に“接続中のデバイスなし”と表示されます)

- ワコムタブレットのプロパティ -
ワコムタブレットのプロパティの画面では、“ペン先の感触”など問題なく調整することができました。
ワコムのドライバ自体もともと挙動が怪しげなところがあります...

実際にペンを使って確認してみました。
🎲 DTF-720用のペン FP-310 🎲
WACOM ”DTF-720A”用のペン“FP-310”は反応しませんでした。

🎲 DTK-2242用のペン KP-502E-01C-D 🎲
こちらの、WACOM ”DTK-2241/2”用のペン“KP-502E-01C-D“は反応しました。正常に動作していると思われます。

同じWACOMの液タブでも、互換性のないペン()のバージョンが複数あることが分かりました(以前、板タブ用のペンが、今回の液タブに使えないことは確認しています)。
※WACOMの特許で「電磁共鳴(EMR)テクノロジ」といいます。


“Panasonic製 MV-HMP22B“+“WACOM製ペン KP-502E-01C-D“を使って、お絵描きソフト “CLIP STUDIO”では問題なく操作できました
🎲 MV-HMP22BでCLIP STUDIOを使用 🎲


<画像品質>
OEM母体であろうと思われるWACOM DTK-2241と比べると、色味の差がほとんどないので信頼できます。今まで使っていたDELLの 2台のモニターは、同じ型番なのに色味がまったく違います。絵を描くとき(板タブでしたが)には一体どちらが本当の色なのかいつも不安な気がしていました。
視野角も特に上下方向は抜群に広くなっています。ベッドに寝ながら、パソコン台に乗せた状態で下(30度くらい)から普通に見ることができます。DELLのモニターでは、画面の半分くらい暗くなります。
重くて額縁部分の広いのが難点ですが、画像品質はそれをカバーして余りあります。
おかげでDELLのモニターは2台ともお役御免になってしまいました。

<タッチパネル機能>
MV-HMP22A、MV-HMP22Bの 2モデルがあって、Bはタッチパネル機能が付いています。WACOM DTK-2241、DTK-2242の関係と同じです。
ただしマルチディスプレイ接続では、タッチした結果が強制的にメインディスプレイ側に反映されるので、若干制約があります。
(本記事は MV-HMP22BとDTK-2241の 2台の組合せでマルチディスプレイ構成にして確認しています。)


WACOM以外でも、携帯端末やタブレットなども含めて、手軽にお絵描きができる入力装置が増えてきました。線が描けるだけの簡易的なものから、筆圧検知が可能なものまで様々です。てんでに仕様が違うので、よく調べて全体像が掴めたら また別の機会に記事にしたいと思います。


🎲 メモ 🎲
  • 9/2 Panasonic MV-HMP22B(ペン無)2013発売(ヤフオク 2,980円 送料 1,297円)
  • 10/26 WACOM DTK-2241(ペン付)2013発売(ヤフオク 10,000円 送料 2,000円)