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2017年5月21日日曜日

170521 DELL Inspiron620s 市販のマザーボード CPUに交換

こんにちはHousukeです。

久しぶりのパソコンの修理記事です。
前回:『120412 DELL Vostro230s 市販のマザーボード CPUに交換...』から 5年間のブランクがありますが、この間の記事はあまり読まれなくなったので整理しました。

🐋 C級品のDELL Inspiron620s 🐋
2012年2月に Inspiron620sC級品をオークションで入手しました。当時恒例の春のDELL処分祭り(勝手に命名)の時だったと思います。
使っていると購入時の告知通り電源の入りが悪くなりました。電源ユニットを予備に替えると、電源が入ることもありましたが、その内うんともすんとも言わなくなりました。
切分けによって、またもや前回と同じマザーボード(以降MBと言います)に不具合のあることが分かりました。

今回はこの Inspiron620sMBを交換して蘇らせたいと思います。
オリジナルのCPUは Core™ i5-2320 LGA1155 第2世代です。久しぶりなので最新の 第6世代でいきたい考えましたが 結構高価です。CPUを“i7-6700k/ソケットLGA1151”あたりにしようとすると、MB・メモリと合わせて10万円近くになってしまいます。
Housukeは今年の 2月から年金暮らしになりましたので、今回は様子見のセーブモード、最新世代は我慢して中古品にしました。
なんだかしょぼい話になりました。

🐋 MB他・パーツ類 🐋
  • CPU:Pentium® G3258 2core 3.2GHz LGA1150 中古品

  • M B:ASUS Z97M-PLUS 中古品
  • メモリ:Corsair XMS3 2GB DDR3-1333×2 保有品
  • SSD:TOSHIBA THNSNH128GDNT M・2 128GB 保有品

  • HDD:Seagate Barracuda 7200 1TB 3.5inch 保有品
  • O S:Win8.1 リテールライセンス版 保有品
  • 電 源:SFF用 250W 保有品
  • ドライブ:光学ドライブ 保有品
費用はトータル3万円前後です。

🐋 ケース 🐋



🐋 システムパネルコネクタの配線 🐋
システムパネルコネクタの配線はオリジナルの Inspiron620sとは違うので、コネクタのリード線を差し替えます。
オリジナルは 12Pコネクタが1つなので、Z-97M-PLUS 20Pに対してピン数が足りません。たまたまスピーカ配線用の 4Pコネクタが手元にありましたので、アース線(Ground)2本を配線するのに使いました。
(最近はAmazonで、変換コード等のパーツがたくさん出品されています。)


Inspiron620s”の配線は、過去に経験済みの Vostro230sと同じだと考えて、いきなりコネクタのピンを外してしまいました。
ところが、両者のコネクタの配線は全く違っていました。仕方なく フロントパネルをバラして目視やテスターで調べました。
そんな分けで、マザー側のピン配置は不明です。もし参考にされる方は 次の画像のリード線の色のみが配線の手掛かりであることをご了解ください。
: PL_LED +
白: PL_LED -
: HDD_LED +
: HDD_LED -
: Power SW

Power SW -/Ground

コネクタのリード線は、精密ドライバーのような先の尖った工具で、コネクタのリード線の端子を止める爪を少し浮かせると簡単に抜けます。


🐋 電源12Vラインの配線 🐋
電源12Vライン(4本)は長さがギリギリなので、4P(電源側)-8P(MB側)の延長コードを使いました。
KAUMO ATX12V(4ピン) - EPS12V(8ピン) 変換
Amazon 535PRIME

🐋 その他 🐋
前面パネルのSDアダプタから出ているケーブルは USB2.0と判明したので、MBUSBコネクタソケットに挿しました。(Vostro230sのサービスマニュアルから紐解きました。)
フロントパネルに付いているケースファンの3Pケーブルは短かったので、Amazonで入手した 3P延長ケーブルで配線しました。MBの 4Pのファン用端子に無理に挿すような形になりますが、ASUS Z97M-PLUSは 3P(DCタイプ)も認識・制御してくれました。

🐋 組立てが完成 🐋


🐋 メインPCとして設置 🐋


Inspiron
のデザインは、DELLの中で一番気に入っています。ホントは赤色のものが欲しかったのですが、黒色も落ち着いた感じで良いと思います。


🐨おまけ(追記)🐨
CPU性能
 修理前 
intel® core2® i5 2320 4コア LGA1155 第2世代
1751

 修理後 
intel® Pentium® G3258 2コア LGA1150 第4世代
1396
世代は新しくなったのですが、コア数が減って遅くなってしまいました。

しばらくは使っていましたが、4コア O.C.対応のCPUに交換しました。
 O.C.対応のCPUに交換 
intel® Pentium® i7-4770K 4コア LGA1150 第4世代

⇒ 3946
修理前のcore2® i5 2320 4コアに比べても 2倍近以上 速くなりました。Core2時代のO.C.の効果は絶大でした。
ベンチマークテストがGeekbench 6なので大きく感じますが、R15にすると700くらいです。

2012年4月12日木曜日

120412 DELL Vostro230s 市販のマザーボード CPUに交換 Intel Core 2 Duo to 第二世代 Celeron G530 2core

こんにちはHousukeです。

DELL Vostro230s が故障したので修理をしました。サービスマニュアルやサービス用パーツがある分けではないので、うまく行かないこともありますが、今回はなんとかなりました。

📋 マザーボード(以降MBと言います)に不具合のあることを切分け📋
故障の症状は、電源が入りません。BIOSまで辿りつけず、アクセスランプが点滅し、ビープ音が断続的になります。

'2010年/2月 発売 46,620円~
CPU:Intel® Core™2 Duo E7500 2.93GHz LGA775
メモリ:DDR2 1GB×2
 O S :Windows XP

手持ちの CPU、メモリ、電源を入れ替えることで、MBに不具合のあることを切分けました。
交換可能な電解コンデンサやジャンパ抵抗には不具合が見つからなかったので、MBをまるごと市販品に交換することにしました。

📋部品は電源以外総入れ替え📋
部品は250Wの電源以外 総入れ替えになります。
M B:ASUS P8H61-M LE
CPU:intel® Celeron® G530 2.40GHz 第二世代 LGA1155
HDD:TOSHIBA 2.5インチ 500GB
メモリ:DDR3 2GB×1
電 源:250W オリジナルを流用
O S:Windows7 Pro
その他:ドライブ等は手持ちを流用

📋 I/Oパネルの交換 📋
爪で固定されているだけですが、しっかり取付けられています。ラジペンなどで、爪を一つずつ押戻します。

📋 フロントパネルの配線 📋
フロントパネルの配線は、オリジナル Vostro230sと違いますので、コネクタのリード線を差換えます。
リード線は、精密ドライバーのような工具で、コネクタのリード線の端子を止める爪を少し起すと簡単に抜けます。

📋 ハードディスク(以降HDDと言います) 📋
HDDは2.5インチを使いました。BRKT(ブラケット)はオークションでPCスタッフさんから落札した、放熱の良いアルミ製で2台まで取付けられる優れものです。マウント用取付ネジは特殊で入手困難なので、M3×6㎜のトラス頭ネジとナット2個で代用しました。

📋 USB・Audio端子の確認 📋

メーカ製のパソコンやサーバー機は、改造を出来ないようなトラップ(罠)を仕掛けていることがよくあります。USB・Audio端子はブラックボックスになっていて怪しかったので分解してみました。コネクタにリード線が直付けで、簡単な作りでした。チェック用の回路みたいなものは無さそうです。

📋 組立完了 📋
画像ではうまくまとまって見えますが、フロントパネルの配線は長さに余裕がなく空中配線になってしまいました。
延長コードは Amazon等で入手可能です。
AINEX EX-004A

今回使ったマザーボード ASUS P8H61-M LEは、シャーシファンの回転をコントロールする機能がありませんでした。ファンにも因るかと思いますが、ファンぶん回りであまりうるさいので、この後すぐに MBを上位機種の ASUS P8B75-Mに交換しました。
BIOSPWMタイプ(4P)DCタイプ(3P)の自動切替え の切替えがあって、静かな回転に設定できるようになりました。
最近のMBでは、この自動切替えの機能が装備されている可能性が高いようです。

📋 OSをインストールして修理完了 📋
メーカー製のケースは、設計基準の違いなのか市販のものに比べ精巧・頑丈に作られています。
お勧めするわけではありませんが、壊れたり古くなったPCを改造で再生するのも選択肢の一つではないかと思います。


🍒 おまけ 🍒
I/Oパネル≣
MBを交換するには、今回のようにI/Oパネルを外せることが必須条件です。
Vostro230sより前のモデル 200s220sは、I/Oパネルがインナーシャーシと一体化されています。その開口部がないのでMB交換は無理だと思います。
Inspironシリーズでも同様に、545s以降のモデルがMB交換 可能です。


≣CPU ベンチマークテスト(追記)≣
修理前:Intel® Core™2 Duo E7500
817

修理後:Intel® Celeron™ G530
853
ベンチマークテストがGeekbench 5の数値は、よく使われるR15に換算すると 1/5くらいになります