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2019年11月12日火曜日

191112 リチウムイオン電池のサイズは信用出来ない

こんにちはHousukeです。

またまた知識不足の早とちりでいらない買い物をしてしまいました。
円筒形リチウムイオン電池(バッテリー)×10本です。


<早とちり1/ジンバルの電池が不良と勘違い>
最近購入した一眼カメラ用ジンバルです。
🐌 カメラ用ジンバル FeiyuTech G6 PLUS 🐌

充電しようとすると、充電中のアイコンがすぐ消えます。早とちりをして電池の不良だと考えました。
さっそく電池を買おうとAmazonを探しました。
(後で、USB用電圧・電流計を使って確認したところ、アイコンが消えても300mA前後の電流が流れて充電していて、電池は正常であることを確認しました。)

<早とちり2/オークションの説明を信用した>
電池は、商品名が“26650”というリチウムイオン電池です。商品名の数字がそのまま 直径26mm×長さ65mmを表わしているそうです。
ところがAmazonのカスタマレビューから、長さが65mmから70mmまで色々あって信用出来ないことが判りました。規格自体に幅があって、クレーム返品は難しいようです。
(保護回路*の有り無しで長さが違うそうなのですが、それにしてもそんなテキトウな規格は今まで聞いたことがありません。ググッても誰も文句を言っていないのが不思議です。)

ジンバルに実装されている電池の長さは65mmでした。

Amazonは止めて、長さが 65mmと表記されていたヤフオクの説明を信用して落札しました。
ところが、現物が来てみると。
なんと長さは中間とって68mmでした。3mmの差は大きすぎてジンバルには入りません。
電池の底蓋には高さ10㎜くらいの凸部があるので、それをフライスで削ってメッキすれば何とかなりそうですが、そこまでは...

無駄に買ってしまったデカい電池×10本を、なんとかモバイルバッテリーにでも活用しようと、Amazonでバッテリーケースを注文しました。次回ご紹介したいと思います。
次回『191114 リチウムイオン電池 26650でモバイルバッテリーを作りました

保護回路*

画像は18650用の保護回路基板です。この保護回路基板が内臓されていない電池(長さ 65mm)は生セルと呼ばれ、汎用の電池として販売されることはないそうです。
なかには有るように見せかけて実は入っていない偽装品もあるようです。

2019年11月9日土曜日

191109 ジンバル Feiyu Tech G6 PLUSから α5100をリモコン操作

こんにちはHousukeです。

ジンバル FeiyuTech G6 PLUSを入手しました。一眼カメラ対応のジンバルの中では、今のところ一番小型・軽量だと思います。
Housukeは、腱鞘炎もあってなるべく重いものは持ちたくないので、手持ちのカメラのなかで一番軽いSONY 一眼ミラーレスカメラ α5100を乗せることにしました。
-- 重さ --
α5100(283g)+SELP1650(116g) → 約399g
最大搭載荷重 800gに対して 半分程なので、ダイカスト製の三脚の重さとも相まってバランスがとてもいいように感じます。ジンバルと三脚 諸々合わせると 実測1,334gです。

-- ジンバルからカメラをリモコン操作 --
レンズがせっかく電動なので、ジンバルからカメラをリモコン操作することにしました。α5100は赤外線リモコン非対応ですが、無いと言われるとよけいリモコンを使いたくなります。
本ジンバルのカメラのリモコン操作については、YouTubeにメーカから動画が上がっていますが、大雑把な説明なので設定の手順までは分かりません。マニュアルにもこれといった説明がありません。
仕方がないので、いつもの行き当たりばったり でやってみることにしました。

使用したスマホは iPhone5C/iOS 10.3.3です。一世代前のOSなので、最近のiPhoneなら問題なくできると思います。Androidのスマホでも可能ですが、こちらは古いOSでは対応するアプリが無い可能性があります。リモコン操作できる機能はカメラメーカーによって違うので、次の対応表を参考にしてください。
FeiyuTech G6 PLUSカメラ対応表

-- いつもの行き当たりばったりの作業手順 --
<手順 1>
📲アプリ “Feiyu ON”をスマホにインストール、アプリを開きます
📲アプリの使用を許可し、メールアドレスを入力します

📲ジンバルの電源は入れておきます

<手順 2>
▷スマホがジンバルのブルーツース(電波)を感知すると、ジンバルの画像が表示されます
📲このスマホ画面のジンバルの画像をタップします


▷この時点で、スマホとジンバルはブルーツースで接続されています

<手順 3>
📲カメラのアプリケーションメニューの“スマートリモコン”をタップします

<手順 4>
▷カメラがWiFi基地局になります
▷WiFiのSSID/パスワードが表示されます


<手順 5>
📲ここで、スマホの“📷Φ|Not connected”をタップします


<手順 6>
📲カメラがSONY製なので“SONY”をタップします

<手順 7>
📲カメラがα5100なので“5100”をタップします

<手順 8>
📲カメラ(手順 4)に表示されているWiFiのSSIDをタップします

<手順 9>
📲カメラ(手順 4)に表示されているWiFiのパスワードを入力します
(一度登録すれば、次回から自動で接続します)

<手順 10>
▷スマホがカメラのWiFiを受信しています(設定/WiFi画面)
(特に確認する必要はありません)

<手順 11>
▷カメラのDisplayの左上隅に“スマートリモコン”のアイコンが表示されます

これで、ジンバルの赤いボタン→録画、丸いつまみ→ズームで、α5100をリモコン操作することができます。

但し、スマホのアプリからカメラを操作することはできません。ジンバルとカメラを完全にリモートコントロールしようとすると、もう一台カメラ専用のアプリをインストールしたスマホが必要です。

スマホのWiFi登録は、アプリ “Feiyu ON”で行うようにします。スマホの(設定/WiFi登録)は触らないようにします。もし、(設定/WiFi登録)上で認識した時、その履歴が残っているようならそれを削除してください。

🎲 メモ 🎲
  • FeiyuTech G6 PLUS/三脚欠品(ヤフオク 22,000円 送料 1,080円)
  • ミニ三脚アルミ合金(Amazon 1,599円 Prime)

2019年11月4日月曜日

191104 Panasonic製 MV-HMP22Bをお絵描き用に入手しました

こんにちはHousukeです。

ブログを書いていると、どうしても自前でイラストを描いて使いたい時があります。仕事にするわけではないので安価な中古を探していたら、液タブ(液晶ペンタブレット)らしい Panasonic製 MV-HMP22Bがヤフオクに 2,980円で出ていたので入手しました。ググッてみると、医療業界向けだそうです。WACOM(ワコム)にも同じ医療業界向けの商品があります。

🎲 Pansonic製 MV-HMP22B 🎲


<ドライバ>
Panasonic製 MV-HMP22Bについてのドライバ情報などが見つかりません。WACOMのDTK-2242にそっくりで、そのOEM版らしいという情報がありましたので、DTK-2242用のドライバ“WacomTablet_6.3.36-1”をインストールしました。

- デスクトップセンター -
デスクトップセンターでは“接続中のデバイスなし”と表示されます。(WACOMのDTK-2241でも、同様に“接続中のデバイスなし”と表示されます)

- ワコムタブレットのプロパティ -
ワコムタブレットのプロパティの画面では、“ペン先の感触”など問題なく調整することができました。
ワコムのドライバ自体もともと挙動が怪しげなところがあります...

実際にペンを使って確認してみました。
🎲 DTF-720用のペン FP-310 🎲
WACOM ”DTF-720A”用のペン“FP-310”は反応しませんでした。

🎲 DTK-2242用のペン KP-502E-01C-D 🎲
こちらの、WACOM ”DTK-2241/2”用のペン“KP-502E-01C-D“は反応しました。正常に動作していると思われます。

同じWACOMの液タブでも、互換性のないペン()のバージョンが複数あることが分かりました(以前、板タブ用のペンが、今回の液タブに使えないことは確認しています)。
※WACOMの特許で「電磁共鳴(EMR)テクノロジ」といいます。


“Panasonic製 MV-HMP22B“+“WACOM製ペン KP-502E-01C-D“を使って、お絵描きソフト “CLIP STUDIO”では問題なく操作できました
🎲 MV-HMP22BでCLIP STUDIOを使用 🎲


<画像品質>
OEM母体であろうと思われるWACOM DTK-2241と比べると、色味の差がほとんどないので信頼できます。今まで使っていたDELLの 2台のモニターは、同じ型番なのに色味がまったく違います。絵を描くとき(板タブでしたが)には一体どちらが本当の色なのかいつも不安な気がしていました。
視野角も特に上下方向は抜群に広くなっています。ベッドに寝ながら、パソコン台に乗せた状態で下(30度くらい)から普通に見ることができます。DELLのモニターでは、画面の半分くらい暗くなります。
重くて額縁部分の広いのが難点ですが、画像品質はそれをカバーして余りあります。
おかげでDELLのモニターは2台ともお役御免になってしまいました。

<タッチパネル機能>
MV-HMP22A、MV-HMP22Bの 2モデルがあって、Bはタッチパネル機能が付いています。WACOM DTK-2241、DTK-2242の関係と同じです。
ただしマルチディスプレイ接続では、タッチした結果が強制的にメインディスプレイ側に反映されるので、若干制約があります。
(本記事は MV-HMP22BとDTK-2241の 2台の組合せでマルチディスプレイ構成にして確認しています。)


WACOM以外でも、携帯端末やタブレットなども含めて、手軽にお絵描きができる入力装置が増えてきました。線が描けるだけの簡易的なものから、筆圧検知が可能なものまで様々です。てんでに仕様が違うので、よく調べて全体像が掴めたら また別の機会に記事にしたいと思います。


🎲 メモ 🎲
  • 9/2 Panasonic MV-HMP22B(ペン無)2013発売(ヤフオク 2,980円 送料 1,297円)
  • 10/26 WACOM DTK-2241(ペン付)2013発売(ヤフオク 10,000円 送料 2,000円)

2019年11月3日日曜日

191103 動画編集ソフト CyberLink Powerdirectorを購入した理由

こんにちはHousukeです。

動画編集ソフト CyberLink Powerdirector(パワーディレクター)を購入しました。決め手は、グラフィックボードに仕事をさせる機能(ハードウェアアクセラレーション)があることです。動画編集ソフトを使っていつも頭が痛いのはCPUのパワーが足りないことです。最新のパソコンは高額なので、8コアくらいのXeonを使った中古サーバー(意外と捨値で5万円くらい)にでもするかと考えていた時なので、グラボがCPUの助けになるのならと渡りに船で即決しました。

👭 ハードウェアアクセラレーション 👭

“最適化”というボタンをクリックすると、10~20秒間くらいのグラボを調べていると思われる処理が始まります。

<値段>
👭 Powerdirectorの広告サイト 👭


1年レンタル:5,673円 (473円/月)で購入しました。
ライセンス買取にしなかったのは、今までの経験から、半年もすると物足りなくなって、結局 高機能な新しいソフトを買っているからです。

<グラボのアシスト効果>
いい機会なので今使っている “Geforce GT645(DELL純正)”から “Geforce GTX 1050Ti”に入換えました。Youtubeに同じ内容で記事になっていたので参考にしました。

👭 入換えたグラボ “玄人志向 Geforce GTX 1050Ti“ 👭
グラボのアシスト有/無で、同じ動画をエンコードした時間です。
アシスト無:11分55秒(2回の平均)
アシスト有:10分58秒
エンコード時間の効果は 10%弱でした。ただし、タイムスライダーをマウスで動かした時のソフトの追従性は格段に良くなりました。

<分かりやすさ・使いやすさ>
格段に分かりやすいメニュー構成です。メニューの先頭は“取り込み”、“構成”、“出力”、“ディスク作成”の 4つから始まって、それぞれに応じてメニューの内容が枝分かれして行きます。大体の作業は“構成”、“出力”の 2つで済みます。

現在使っている“NCH VideoPad”と比べると、メニューの展開がスッキリしていて、迷った挙句に、目的の作業が原因不明で出来なかったというようなことがありません。


🎲 メモ 🎲
  • 19.10.06 PowerDirector 365/12ヶ月(オンラインストア 5,673円 送料無料)
  • 19.12.15 玄人志向 Geforce GTX 1050Ti(ヤフオク 11,500円 送料無料)

2019年5月25日土曜日

190525 SONY α6500のライブビュー(HDMIモニター出力)を動画にする

こんにちはHousukeです。

SONY α6500のAF(オートフォーカス)性能を比較する動画を作ることにしました。

被写体はタカラートミーのガラガラメリーデラックスです。

 α6500は撮影中の操作画面(ライブビュー)をHDMI端子からモニターできるので、これをサブ画面にして挿入することにしました。

HDMI端子のビデオ出力をパソコンに取込むためのHDMIビデオキャプチャが必要なのですが、適当な価格のものが見つかりません。普段使うものではないので何万円も使いたくないし...

仕方がないので、デジタル(カメラのHDMI端子)→デジタル(パソコンのUSB入力)はあきらめて、昔VHSビデオをパソコンに取込むために購入した、モニター(コンポジット 720×480)接続のビデオキャプチャPC-SDVD/U2G(Buffalo製)を使うことにしました。
📷 昔購入したPC-SDVD/U2G(Buffalo製) 📷

HDMIをコンポジット信号に変換するアダプタはAmazonで1,260円で購入しました。
📷 GENA HDMI to AV変換アダプタ(\1、260) 📷
これで、なんとかなりました。パソコン側のソフトは“PotPlayer”を使いました。

📷 PC-SDVD/U2G、HDMI2AVを装着したノートパソコン 📷

📷 パソコンへ取込んだHDMIモニターの動画 📷

低スペック(720×480)なアナログ回路を通るので、最近の高品質な動画に慣れた目には少々ボケた感じですが、サブ画面として縮小するので良しとします。

動画のAF性能に一番影響が大きい、フォーカスエリアを設定するパラメータの一覧です。
📷 α6500 Focus Area 📷
・Wide
・Zone
・Center
・Flexible Spot
・Expand Flexible Spot:M
・Lock-on AF:Expand Flexible Spot:M

パラメータは6種類あるので、そのなかから4種類選んで、それぞれに動画を作成し、1つの動画に編集しました。
🎬 完成した動画 🎬

Youtubeから呼び出しています。


🚚 メモ 🚚
  • GANA HDMI to AV変換アダプタ (Amazon 1,260円 Prime)
  • 特価!!HDMI変換アダプタ(メルカリ 599円 送料 出品者負担)
  • SONY α6500 電池5個付 (ヤフオク 82,000円 送料 出品者負担)

2019年3月28日木曜日

190328 学習機能 AVリモコンL336 (99円)をAmazonで購入しました

こんにちはHousukeです。

キッチンで使っている無線TVのリモコンが段々調子が悪くなってきたので、Amazonで学習リモコンを購入しました。

🚂 Amazonで購入した学習リモコン 🚂

いくつか販売会社があって、inkint, Lindexs, Docooler, YAYOI, TMARC, Viffly などのブランド名が付いています。値段も95円~2,000円くらいとまちまちで、物流もPrimeあり原産地発送ありと色々です。
その中でブランド名の無い 99円送料200円のものを注文しました。3/17に注文して3/26(4/2着予定)に受取りました。
消印は中国 東莞市とあるので、深圳にある工場で恐ろしい数を生産したうちの一つのようです。

🚂 深圳(イメージ) 🚂


リモコンの設定は、最初 横着してYoutubeの適当な動画を参考にしてやってみましたが上手くいきません。むきになって試行錯誤でなんとか設定が成功しましたが、どうも腑に落ちないので、改めて取説らしきものを見てみました。

🚂 取説らしきもの 🚂

よく読むと、Housukeが試行錯誤で成功した手順がちゃんと書かれていました。重要なところを赤い色にしました。
-- 取説らしきものとその和訳(グーグル翻訳) -----------------------------
1.Hold on the device button which you need to learn, such as "TV"(SAT/DVD/CBL...) Button. Release it when the working indicating lamp lights up.
1.「TV」(SAT / DVD / CBL ...)ボタンなど、学習する必要があるデバイスボタンを押します。 作業表示灯が点灯したら放します。

2.Aim the top of the original remote control to the top of this remote control at a distance of 1-3CM. Press the button of learning remote control you want to learn, such as, "VOL+" button, the indicator light will flash into the learning mode.
2.元のリモコンの上部をこのリモコンの上部に1-3CMの距離で向けます。「VOL+」ボタンなど、学習したい学習リモコンのボタンを押すと、インジケータライトが学習モードに点滅します。

3.Press the button you need to learn of your original remote control, such as "VOL+" button, it represents that this button has successfully learned when the work indicator light flashes quickly and then into the long bright state.
3.「VOL+」ボタンなど、オリジナルのリモコンの学習に必要なボタンを押すと、作業インジケーターライトがすばやく点滅した後、長く明るい状態になるとこのボタンが正常に学習されたことを表します。

4.Repeat steps 2-3 if other buttons of this device need to learn.
4.このデバイスの他のボタンを学習する必要がある場合は、手順2〜3を繰り返します。

5.Click the "TV" button, then the indicator light will be out and the learning set is exited.
5. [TV]ボタンをクリックすると、インジケータライトが消灯し、学習セットが終了します。
----------------------------------------------------------------------------

参考にしたビデオなどでは、“すばやく点滅した”ところで作業を止めていました。それだと、成功することはありますが多くは失敗します。
本取説は、“長く明るい状態(常灯)”になるまで、オリジナルのリモコンのボタンを押し続けることが正しい手順だと説明しています。
押し続ける時間は、数回に分けてやっと成功する時もありました。オリジナルのリモコンは調子が悪くなった場合が多いと考えられますので、電池を新しくする・力を入れてしっかりボタンを押すなど臨機応変な操作が必要です。

カスタマレビューやこの商品のブログを見ると、設定・操作をかなりの割合で失敗しているようなので、参考になればと記事にしました。


🚚 メモ 🚚
  • ノーブランド AVリモコン 学習機能(Amazon 99円 送料200円)

2019年3月15日金曜日

190315 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(製作編)

こんにちはHousukeです。

トランスの配線にミスがあり、ブログの流れが分かりにくくなっていたので、嘘・胡麻化しにならない範囲で記事を整理しました。

前回“190312 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(段取編)”の続きです。
トランスを使った“マトリックス スピーカー”がなんとか形になりました。
トランスが頭にひらめいた時には、トランスだけで音源の足算・引算の両方を一遍にする積りでしたが、配線する段階でどうしても出来ないことが分かりました。仕方がないので、トランスは引算のみに使い、足算はL・Rのスピーカを縦に並べて代用しました。

📯 “マトリックス スピーカー”の全景 📯

📯 回路図 📯

ビリージョエル、ユーミン、ビートルズ(曲も当時もの)などを聞いてみました。音楽ソースによる効果の差はあるものの、確かに音像がスピーカーの外側に広がります。Youtubeの“LRスピーカーテスト”では、きれいに右左に分離した再生を確認できます。
50年前の高校生の時に店頭で経験した“何もないところから音が聞こえる幻惑感”には未だ至ってないのですが、マトリックススピーカー効果?を確認できました。

ここで、不満な点が二つ残りました。
  • L、Rのスピーカーを縦に重ねて、むりやりセンター(モノラル)にしているので、音像の焦点が縦にボケているような気がする
  • センター(モノラル)と両サイド(L-R、R-L)の音量を調整して、もっと良い音場の最適ポイントを探りたい
そこで、センターとサイドのアンプを別々にした改良編をご紹介したいと思います。
次回⇒『200207 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(改良編)


<おまけ>
📯 “SONY MS-33”の開発テーマ 📯
 ”小さなラジオで広がりのあるステレオ再生をする“が、“SONY MS-33”の開発テーマだったと何処かに書いてありました。なんかパチもんぽいところがありますが、サラッと製品化して、現在のサラウンドや立体音響の先駆けになったところは流石 SONYです。


🚚 メモ 🚚
  • 春日電機 組端子台 極数4(Amazon 714円 Prime)
  • AsewaA Nakamichi バナナプラグ×8本セット(Amazon 796円 Prime)

2019年3月12日火曜日

190312 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(段取編)

こんにちはHousukeです。

前回“190311 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(前編)”の続きです。
“マトリックス スピーカー”を作るにあたり、改めてその構造を確認していきたいと思います。

🎧 “マトリックス スピーカー”の構造 🎧
真ん中にモノラル、両側にLRの差分の出力をそれぞれ位相をひっくり返して配置しています。

普通に考えると、アンプとスピーカーが 3セットと、ステレオ音源を足算・引算するミキサーみたいな回路が必要です。

共立電子から販売されている“マトリックス スピーカー”のキットでは、パイオニア製の“ダブルボイスコイルスピーカー“(別売)を使う仕様になっています。

🎧 共立電子の“マトリックス スピーカー” 🎧


<<
ダブルボイスコイルスピーカー >>

“ダブルボイスコイルスピーカー”はボイスコイルが 2系統あって、その 2系統の組合せによって、ステレオ音源の足算・引算が可能になります。これにより普通のコンポなどのスピーカー出力に接続して“マトリックス スピーカー”を構成することが出来ます。

最初にこのキットを見たとき、“ダブルボイスコイルスピーカー”の代わりに”トランス”が頭の中に浮かびました。ヤフオクを探してみたら、手ごろな中古の”オーディオトランス”があったので、渡りに船で落札しました。次の画像は今回使うパーツです。
🎧 今回使うパーツ 🎧
❶オーディオトランス(1:1 8Ω) ×2
❷ステレオパワーアンプ
❸スピーカ ×2セット

次回は上記のパーツを組み立てていきます。
次回『190315 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(製作編)
お楽しみに...


🚚 メモ 🚚
  • 1:1 8Ω オーディオトランス(ヤフオク 1,000円×2 送料 730円)
  • Bluetooth 2CHアンプ ELEGIANT(Amazon 2,980円 Prime)
  • JBL Control 1Xtreme/OH済品(ヤフオク 9,500円 送料 600円)
  • 春日電機 組端子台 極数6(Amazon 380円 Prime)

2019年3月11日月曜日

190311 トランスを使ったマトリックス スピーカーの自作(前編)

こんにちはHousukeです。

ネットの広告に、
共立電子から販売されている“マトリックス スピーカーのキット“なるものがありました。

📻 マトリックス スピーカーの外観 📻
ステレオ音源で鳴らすスピーカーの一種なのですが、ふと同じようなものを大昔見たような気がしました。なんか、5角形をしたラジカセだったような...

ネットでそれ
を見つけることができました。
正体はラジカセではなく、50年前のSONYのAM/FMラジオでした。
当時のパンフレットです。
📻 SONY MS-33('70年発売) 📻
型名の下にさりげなく“マトリックス サウンド”と小さなルビが振ってあります。価格は 17,800円とあります。
'70年(昭和45年)の大卒男子初任給は 36,700円、タクシー初乗り 130円、うな重 550円だそうですので、ラジオにしては結構な買い物だったと思います。


高校生の時、学校帰りに電気屋の店頭
触ったことがあります。再生音がラジオ本体の外側に広がって聞こえた記憶がはっきり残っています。
当時の通学路になる新宿の駅前です。
📻 新宿駅東口前(
’71年頃) 📻
50年以上前のことなので前後のことは覚えていませんが、その電気屋は画像中央のカメラのさくらや(現在はビッグカメラ)だと思います。店頭にワゴンセールの形で置いてありました。


“マトリックス サウンド”から、もう一つ懐かしいものを思い出しました。
山水(SANSUI/サンスイ) QS-1です。現在のサラウンドのようなもので、リスナーの前/後にスピーカを2個づつ配置して、ステレオ音源を擬似的な4CHに変換して再生します。QS方式と呼んでいたと思います。
📻 山水 QS-1('70年頃発売) 📻

こちらも新宿だったと思うのですが、山水のショールームで聴いたことがあります。
📻
山水ショールーム(当時JBLと提携していました) 📻
≣イメージ画像≣

ショールームの展示内容は、山水の新商品 QS-1をJBLのスピーカーで鳴らすといったことが主でした。
音楽ソースはその効果の大きなものを選んで使っていたと思いますが、中でもサイモンとガーファンクルのバイ・バイ・ラブ(Bye Bye Love)は、観客の手拍手が後方のスピーカーから聞こえました
JBL OlympusやLE-8T、山水 SP2002など格子グリルのスピーカーがこれでもかと壁いっぱいに展示されていました。高校生にはとても手が出ない高価なオーディオ装置なので、同級生と羨望と憧れの混ざったような顔つきで聞き入っていました。


同時期に
ビクターから 4チャンネルステレオCD4が発表されていますので、この頃がサラウンドや立体音響の始まりだったと思います。
📻 ビクター 4チャンネルステレオCD4 📻
(スイングジャーナル 1971年4月号掲載) 

昔話でずいぶん引
張ってしまいました。
協立電子の“マトリックス スピーカー”のネット広告を見ていたら、作ってみたくなったのが今回のテーマです。
次回から、“マトリックス スピーカー”の構造の説明と、部品の手配について書いていきたいと思います。
お楽しみに...