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2025年10月30日木曜日

251030 カーオーディオ用スピーカー Clarion GS-528(アイデン製スピーカー) ネットワーク回路を市販品に交換

 こんにちはHousukeです。


前回:『250315 カーオーディオ用スピーカー Clarion GS-528(アイデン製スピーカー) ジャンク ツイーター交換、布エッジ軟化剤』の続きです。

前回のチューニングで、周波数特性にウネリが出てしまいました。

ネットワーク回路のfC(カットオフ周波数)を変えてはどうかと考え、市販で売られているものに交換して チューニングをしました。

🗿市販のネットワーク回路🗿
ネットワーク回路は、クセの強いスピーカーをチューニングするので 改造することを前提に購入しました。手持の部品で 有り合わせのない コイルと基板が手に入ればいいので、Amazonでも安ものになりました。
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<オリジナルの回路>

ツイーター:3.3μF                  (  -6db/Oct.) 8Ω負荷時fC    6KHz 
ウーファー:0.27mH/3.3μF  (-12db/Oct.) 8Ω負荷時fC 5.3KHz 
(謎の補正回路)の影響は小さいので、無いものとして計算しました。
8Ω 2wayのスピーカーに適合していると思われます。
スピーカーのインピーダンスはそれほどキッチリしたものではないので、4Ωでも使えなくはないと思います。
fCカットオフ周波数(-3db)

≣GS-528のチューニング用の改造≣
コイル 0.27mHは変えないで、残りのコンデンサーを手持ちのものから とっかえひっかえ カット&トライで選定しました。
<改造後の回路図>

ツイーター:2.2μF                 (  -6db/Oct.) 8Ω負荷時fC 9KHz 
ウーファー:0.27mH/10μF  (-12db/Oct.) 4Ω負荷時fC 3KHz 
fCカットオフ周波数(-3db)

チューニングのポイントとしては、ウーファーのクセの強いハイ上がりを 低い周波数から減衰させたことです。
オリジナルのネットワーク回路には 1.43mH 0.6Ωが使われていましたが、そのくらい大きい方が フィルターとしてのバランスは 良い気がします。


🗿ネットワーク回路の取付🗿
ネジ止めされていた GS-528オリジナルのネットワーク回路は外して、その空いたすき間に 発泡ラバーシートで包んで押し込みました。


🗿音出しチェック🗿

前回と同じ様に スマホのスペアナで周波数特性をチェックしました。
各チェックは、ネットワーク回路を通して接続しています。ウーファーの波形は ゴムバンドの仮止めの影響なのか凸凹が目立ちます。
ネットワーク回路の交換は 最後の手だったのですが、いい具合に平らになってくれました。😉😉😉
惜しいかな、ツイーターが出力を大きくとれる 4Ωなら もっとハイエンドを伸ばせたと思います。ツイーターの良さそうなものが 手に入ったらまたトライしてみたいと思います。

また Clarion ADDZESTサブウーファーSRB2500を修理しました。
次回⇒『251116 カーオーディオ用スピーカー Clarion ADDZEST サブウーファー SRB2500 エッジ交換...

それでは、次回おたのしみに...

2025年10月23日木曜日

251023 カーオーディオ用スピーカー Clarion City Connection GS-811A 市販品のネットワーク回路を追加

こんにちはHousukeです。

前回:『250914 カーオーディオ用スピーカー Clarion City Connection GS-811A ジャンク修理 ウレタンエッジ交換 高音域のチューニング...』の続きです。

前回メンテナンスした時 高音域の伸びが足らなかったので、それを調整するために Amazonで入手したネットワーク回路を組込みました。

👻ネットワーク回路👻

≣回路図と実装イメージ≣


≣機能≣
各 JーSWをジャンパーで 短絡解放することで設定を選べるようになっています。
J-SW D 短絡➱ツイーターに 1.5μFで接続(6Ω負荷時fC17KHz)
J-SW C 短絡➱ツイーターに 3.3μFで接続(6Ω負荷時fC8KHz)
  D,C 両方を短絡するとツイーターに 4.8μFで接続します。
  (6Ω負荷時fC5.5KHz)
  D,C 両方を解放するとツイーターは接続しません。
J-SW B 解放➱ウーファーに 0.27mHで接続
  ( 4Ω負荷時fC2.6KHz)
J-SW A 解放➱ウーファーに 100μFで接続(4Ω負荷時fC400Hz)
  B,A 両方を短絡すると入力をウーファーに直接続します。

今回のGS-811Aへの組込みでは、J-SW Bのみを解放しました。 
 8Ωのスピーカーを想定しているようで、本機は 4~6Ωなので fCが高め(コイルは低め)になりました。
J-SW:ジャンパースイッチ
fCカットオフ周波数(-3db)

👻組込み👻

多分とっかえひっかえパーツ交換をすることになるので、端子を付けたリード線で配線しました。

ネットワーク回路は、ツイーターの後ろに押込みました。基板の裏側には厚手の発泡ゴムシートを貼りました。


👻音出し👻

JBL Control-1のような真っ平なハイエンドが目標でしたが、それを超えるほどの伸びになりました😋。伸びが スマホのマイクロフォンの性能(15KHz)と ほぼ同じなので、実力は 20KHzまで届いていると思います。

スイープジェネレーター音源(YouTubeでDL)の再生では分かりませんでしたが、2KHz辺りに凹みがあります。クロスオーバーが浅いようなので、ツイーターのfCを少し低く(コンデンサーの容量を増やす)して、それを深くなるように改造すれば 平らになると思います。

ちょっと疲れたので、凹みは またの機会にして 今回は一旦良しとすることにしました。😋😋😋

また Clarion ADDZESTサブウーファーSRB2500を修理しました。
次回⇒『251116 カーオーディオ用スピーカー Clarion ADDZEST サブウーファー SRB2500 エッジ交換...
お楽しみに...

クロスオーバー
:ウーファーとツイーターの再生音域の重なり。


🎲オマケ情報🎲
J-SW Aの無極性電解コンデンサー100μFの使われている回路は、不要な重低音(ウーファーのコーン紙が意味なく動くような)で誘発してしまう歪を防ぐのが目的だそうです。その考え方には全く賛成なので 試してみましたが、明らかに低音が出なくなってしまうので使いませんでした。fCが400Hzなので、もっと低い100Hz(470μF/4Ω負荷時)くらいなら その目的に叶うと思います。

そのコンデンサー100μFの容量が気になったので、一応 測定してみました。

88μF(測定器の誤差の可能性あり)と問題ありませんでした。ESRは 0.27Ωと優秀です。電解コンデンサーは普通 1Ω前後あります。

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