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2018年6月16日土曜日

180616 HP Pavilion 500-210jp の改造はトラップに阻まれて中止しました

こんにちはHousukeです。

最近 動画の制作を初めましたが、動画編集中のPCのファンがうるさくてかないません。そこで、もっと排熱の良い大きなPCケースに、PCの中身をまるごと引っ越すことにしました。
市販のケースは雑な造りになっていることが多いので、またもやメーカー製PCを改造して使うことにしました。


👔HP Pavilion 500-210jpを落札 👔
ヤフーオークションを 2週間くらい見張って、割と綺麗めな HP Pavilion 500-210jpを落札しました。ケースは、現状より一回り大きな ミニタワーです。状態としては、メモリ 1GB/HDDなし/メモリスロット1認識しない だそうです。
最初はケースと電源だけ使う積りでしたが、AMDのCPUとはいえ4コア GPU内蔵 4.3GHz(ターボ時)のスペックには思わず惹かれました。
ちゃんとセットアップして評価してみることにしました。
 (斜め前)

(側面)
 
⌨スペック⌨
 M B: MSI製 MS 7778(JasmineR), AMD A75 FCH, DDR3x4
 C  P U: AMD A10 6700 3.7GHz(ターボ時4.3GHz), 4コア, TDP 65W
 O S: Windows 8.1
 I/O: Card Reader, USB2.0x4, USB3.0x2+2, PCI-E(16)x1+(1)x3
 ベ イ: ドライブ x 1, HDD(3.5inch) x 1
 電 源: 300W
 ケース: ミニタワー H36.7cm x W17.5cm x D38.9cm
 質 量: 7.15Kg

⌨パーツの追加とOSのインストール⌨
👉メモリ
とりあえず、手持ちのDDR3 2GBx2枚を追加し、計 3枚 6GBにしました。デュアルチャンネルも相性もへったくりもなし。

👉HDD
同じく手持ちの 2.5インチSSDです。画像(側面)のように、横向きにネジ止めすることが出来ました。

👉OSのインストール
HP Pavilion 500-210jpの仕様で、BIOSにWindows 8.1のプロダクトキー自体が記録されているそうです。インストール後、自動的に認証されます。インストール出来るOSはWindows 8.1だけで、他のバージョンのOSは読込の時点で認識すらしません。(Windows 8.1は、マイクロソフトのオフィシャルサイトからDLできます)
このあと、Windows 10へ自動更新できました。前オーナーが、無償期間中に自動更新した時の Windows10のライセンスがマイクロソフト側に残っているようです。


👔HP Pavilion 500-210jpと引越す元のPCと性能を比較👔
ケース目的で入手したHPですが、なんだか中身も侮れない気がしてきたので、引越す元のPCと、OSに付属しているエクスペリエンス評価を実行して 性能を比較してみました。
AMD 4コア(ターボ4.3GHz) vs Intel 4コア(O.C.4.15GHz)の対決です。
いい勝負ですが、結果はIntelに軍配が挙がりました。
とは言っても僅差なうえ、AMDの方が高負荷時の粘り(処理が遅くならない)があって、排熱が妙に涼しい感じがします。

AMDは 2003年にSOTEC-SX7170C(Athlon XP 1700)を購入して以来15年振りです。
AMDのCPUは Intelのそれの万年2番手ポジションでしたが、最近 多コアになってから差を縮めてきた気がします。今回のA10 6700 3.7GHz 4コアならば、値段しだいですが使ってみても良い気がします。

それでは、次回の記事は、MBの引越し(改造)の予定です。
お楽しみに...


👔改造防止のトラップ(罠)を発見👔
コネクタなどを調べていて、改造防止のトラップを発見しました。
USB端子の形状が、他のメーカ品や市販品と違います。
中央の2個の白いオス型コネクタです。

≣HP Pavilion 500-210jpのUSB端子≣

比較のために市販の ASUS MBのマニュアルを載せました。
ASUS MBのUSB端子≣

HP Pavilion 500-210jpは 1ピン空かして6ピン、ASUS MBは 4ピンです。
ケース側のUSBの配線コネクタもそっくり交換すればいいのですが、ほかにトラップがないとも限らないのでMBの引越し(改造)を中止することにしました。
HPの違うモデルですが改造に挑みました。結果は悲惨...
⇒『201201 HP ENVY 700-560jpをAMD Ryzenマシンに改造
お楽しみに...


🎲おまけ情報 ⇒改造防止のトラップの例 🎲
メーカー製のパソコンが、ユーザーが改造を出来ないように、標準とは違う規格や構造で作られていることがよくあります。

🚯Optiplex GXシリーズは左右🚯
DELLのOptiplex GXシリーズは、前から見て普通のPCと比べて左右になっています。
外観だけでなく中身のMB(マザーボード)まで裏返しになっています。
- DELL Optiplex GX620のMB(裏返し) -

- DELL XPS8700のMB(市販品と同じ) -

ここまで徹底されると手も足も出ません。


🚯DELLのサーバーは市販のグラボが使えない🚯
最近は無いようですが、DELLは春先に在庫品やB級品を、捨値で中古市場へ流していました。その時はヤフオクなどは大変にぎやかになります。普段、定価ではとても手の出ない業務用サーバー機、“SC430”や”SC440”は特に人気がありました。

- DELL PowerEdge SC440 -
ところが、”SC430”、”SC440”は、Pcieスロットに余計な仕切りがあって、市販のグラボは挿せません。
オリジナルのオンボードGPUは、動画はおろかサイトの閲覧でもモタつく程度の能力でしたので、なんとか市販のグラボを付けようとする改造記事がネットによく出ていました。
一番ポピュラーなのが、その余計な仕切りを半田ゴテで溶かしながら彫刻刀などを使って削り取る加工でした。
画像はx1のレーンです
見かけは x16レーンですが、実際のピン配置は x4レーンです。グラフィックボードのスループットは x4なりに落ちてしまいますが、オンボードGPUよりは遥かに高速です。
仕切りだけうまく削れなくて、そこから後ろのコネクタをバッサリ切り落とすこともありましたが、どうせ x4なので実害はないという論法でした。

なかには、スロットを仕切りに合わせて切り落とした改造グラボをオークションで販売する強者も居ました。
- ヤフオクに出品していたSC430、SC440用改造グラボ -

売れ残ったら泣くに々けないと思いますが...

他にも、マザーが他のユニットを専用の回路で識別していて、適当にパーツ交換をすると起動しない仕様のものもあったそうです(古いDELL Vostroシリーズのフロントパネル交換の修理の事例で聞いたことがあります)。


🚚 メモ 🚚
  • HP Pavilion 500-210jp本体 '2014.01発売
    (ヤフオク 税込 5,286円 送料一律 1,100円)
    不具合申告:メモリスロット1が、認識はするが容量は正味 0Byte
    バラせばそんなもの大体は治るのですが、今回はホントでした