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2018年12月27日木曜日

181227 DELL XPS8700のジャンク品修理(セットアップ編)

こんにちはHousukeです。

前回『181224 DELL XPS8700のジャンク品修理(修理作業編)』の続きです。
DELL XPS8700のジャンク品(故障品)を修理して、セットアップしました。


🐕 セットアップ中のDELL XPS8700 🐕
 
 ✉ OSのインストール ✉
OSのオリジナルは販売時期から推してWin7だと思いますが、プロダクトキーラベルはありません。が、この時期の中古パソコンは、高い確率でWin10に無料アップグレードをしています。もし、一度でもWin10にアップグレードをしていれば、ハード(マザーボード)のIDがマイクロソフトに登録され、以降そのOSの認証が可能になります。そこで試しに、Win10をクリーンインストールしてみました。

読みが当って、認証が通りました。

✉ シネベンチの評価 ✉

結果:690cn


🐕 DVI to VGA D-sub変換アダプタ 🐕
モニターのWACOM DTK-2241にはD-sub端子しかないので、DVI to VGA D-sub変換アダプタを使ってみました。

✉ 装着 ✉
問題なく動作しました。便利になったものです。ひと昔前には高価で大きな装置しかなかったと思います。


🐕 その他 🐕
ついでに入手した地デジチューナ I-O DATA GV-MVP/HS(2008年頃発売)はインストール出来ませんでした。ドライバが64Bit OSに対応してないようです。替わりに手持ちのGV-MVP/XS(2010年頃発売)を装着しました。
GV-MVP/HSは別の機会にトライしたいとおもいます。
☛『190201 パソコン用 地デジチューナGV-MVP/XSが立ちあがらない


🚚 メモ 🚚
  • YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ/(Amazon 1,050円 Prime)
  • I-O DATA GV-MVP/HS/2008年頃発売(ヤフオク 1,650円 送料 444円)

2018年12月24日月曜日

181224 DELL XPS8700のジャンク品修理(修理作業編)

こんにちはHousukeです。

ヤフオクにi7-4770付と思われる❝DELL XPS8700❞のジャンク品が出ていたので、落札しました。
現在 2コアCPUをOC.(オーバークロック)で使っていますが、スペックと引換えに、動作が不安定な時があります。特にビデオ編集では、OC.を控えめにしてもエンコード処理時にリセット・再起動してくれます。思いの外うまくいった編集作業がフイになったことが何回かありました。
そんなわけで、OC.無しで現行程度の性能のCPU付の中古を探しました。
🐕 DELL XPS8700 🐕

CPU:i7-4770(LGA1150 T.時3.9GHz 第4世代 ~2015')
電源:500W(グラボ用別電源付)
筐体:ミドルタワー


🐕 修理作業 🐕
電源が入らないということなので、❝電源SW❞を押しながら、マザーボードからテスターで導通を確認したところ、❝電源SW❞の配線箇所がONになりません。❝電源SW❞の端子部分でもONにならないので、SW単品の動作不良であることがわかりました。
はんだ付けがクラックかなんかで外れていてくれればおいしい買い物だったのですが...
✉ 電源SW ✉
もしやと思って、❝秋月電子❞などを探してみましたが同じSWはありませんでした。ヤフオクを覗いたら、XPS8500のUSB端子の出品があったので問い合わせたところ、❝電源SW❞の付いている部分は出品者さんが既に使っていて、不要なものを出品したという回答でした
なんと同じ穴のムジナさん😓。

同じSWを探すのは時間の無駄なようなので、AINEXの似たようなSWをAmazonに注文しました。
✉ 似たようなSW ✉

SW本体や取付部を加工すれは交換出来そうですが、急いで使いたいこともあったので、暫定的にSWを取付けることにしました。

✉ 配線の入替え ✉
フロントパネル配線用コネクタを加工します。元の電源SWのリード線(茶、青色)のピンを抜いて、交換するSWのリード線(白、青色)のピンを差します。

✉ SWの取付 ✉
SWは空きドライブのドアの内側に両面テープとアセテートテープで貼りつけることにしました。

✉ CPUの確認 ✉
グリス交換を兼ねてCPUの型番を確認しました。出品情報に記載はないので、カタログと違うCPUが付いている可能性があります。
古いグリスを拭き取ると、希望通りのIntel i7-4770が付いていました😁。

✉ 修理途中の内部 ✉
HDDはSDDタイプ 256GB、メモリ 4GB×2、地デジチューナを取付けました。グラボは最初から付いていた、❝NVIDIA Geforce GT 645(OEM)❞です。

🐕 サービスマニュアル 🐕
最近のDELLの製品にしては珍しくサービスマニュアルを公開してくれています。
👉 DELL XPS8700のサービスマニュアル

天井のモールド部分がうまく外れませんでしたが、サービスマニュアルの 48ページにその外し方が解りやすく書かれていました。
危うく木槌で引っ叩くところでした...


次回はセットアップをします。
お楽しみに...


🚚 メモ 🚚
  • DELL XPS8700 ジャンク品/2013.06発売(ヤフオク 16,500円 送料 2,120円)
  • AINEX リセットスイッチキット PA045A/(Amazon 269あわせ買い対象)
  • サンワサプライ シリコングリス TK-P35S/(Amazon 446円 あわせ買い対象)
  • YOMODA DVI-D 24+1 to VGA d-sub変換アダプタ/(Amazon 1,050円 Prime)

2018年6月16日土曜日

180616 “HP Pavilion 500-210jp”(改造はトラップに阻まれて中止)

こんにちはHousukeです。

なんとか時代について行こうと、最近 動画の制作を始めました。動画は夜に編集することが多いのですが、パソコンのエンコード中のファンの音(フルパワー)は気が引けます。動画ファイルの大きさによりますが、10分を越えることもあります。CPUファンを余裕のある径の大きなものに替えようとしましたが、ケース(筐体)がスリムタワーなので良さそうなものがありません。

そこで、径の大きなファンが使える大きなケースに、パソコンの中身ごと引っ越すことにしました。
普通にケースを買えば済む話なのですが、市販のケースはトラウマがあって信用していません。ブログネタも兼ねて、またもやメーカー製パソコンを改造することにしました。

ヤフーオークションを 2週間くらい見張って、割と綺麗めな“HP Pavilion 500-210jp”を落としました。
(落札時:メモリ2GB x 1、HDDなし、BIOS確認済、付属品なし、メモリスロット1認識せず)
ケースの大きさのカテゴリーとしては、ミニタワーと呼ばれています。

⌨ HP Pavilion 500-210jp ⌨
(斜め前)


(側面)
 
⌨ スペック ⌨
 M B: MSI製 MS 7778(JasmineR), チップセット AMD A75 FCH, DDR3x4
 C  P U: AMD A10 6700 3.7GHz(ターボ時4.3GHz), 4コア, TDP 65W
 O S: Windows 8.1
 I/O: Card Reader, USB2.0x4, USB3.0x2+2, PCI-E(16)x1, PCI-E(1)x3
 ベ イ: ドライブ x 1, HDD(3.5inch) x 1
 電 源: 300W
 ケース: ミニタワー H36.7cm x W17.5cm x D38.9cm
 質 量: 7.15Kg

最初はケースと電源だけ使う積りでしたが、AMDのCPUとはいえ4コア GPU内蔵 4.3GHz(ターボ時)のスペックには思わず惹かれました。
ちゃんとセットアップして評価してみることにしました。

⌨ パーツの追加とOSのインストール、性能評価 ⌨
👉メモリ
とりあえず、手持ちのDDR3 2GBx2枚を追加し、計 3枚 6GBにしました。デュアルチャンネルも相性もへったくりもなし。

👉HDD
同じく手持ちの 2.5インチSSDです。画像(側面)のように、横向きにネジ止めすることが出来ました。

👉OSのインストール
“HP Pavilion 500-210jp”の仕様で、BIOSにWindows 8.1のプロダクトキー自体が記録されているそうです。インストール後、自動的に認証されます。インストール出来るOSはWindows 8.1だけで、他のバージョンのOSは読込の時点で認識すらしません。(Windows 8.1は、マイクロソフトのオフィシャルサイトからDLできます)

このあと試しに、Windows 10へ自動更新しましたら、キーなしで認証されました。前オーナーが、無償期間中に自動更新した時のWindows 10のライセンスがマイクロソフト側に残っているものと思われます。

👉エクスペリエンス評価

左側が、今回の”HP”モデル、右側が引っ越そうとしている“intel i5-4670K”です。AMD 4コア(ターボ4.3GHz) vs Intel 4コア(O.C.4.15GHz)の対決です。
いい勝負ですが、結果はIntelに軍配が挙がりました。GPUでは圧倒的に強いAMDがグラフィック性能でも負けたのは、ちょっと意外です。

👉まとめ
操作感として、多コアに因るものなのか負荷を掛けてもストレスを感じさせない滑らかさがあります。
AMDのCPUは 2003年にSOTEC-SX7170C(Athlon XP 1700)を購入して以来、intelとの性能差が大きくなったことがあって触ることがなかったのですが、久しぶりに良い機会なので追って評価をする予定です。

次回の記事は、“MB引越し”の予定です。


⚐ 残念ですが、改造を中止しました ⚐
調べているうち、改造防止のトラップ(罠)を発見しました。
USB端子の形状が、他のメーカ品や市販品と違います。画像では中央の2個の白いオス型コネクタです。比較のために“ASUS MB”のマニュアルのUSB端子部を載せました。

⌨ USB端子 ⌨
≣HP Pavilion 500-210jp≣


≣ASUS MB/USB端子≣

HP Pavilion 500-210jpは 1ピン空かして6ピン、ASUS MBは 4ピンです。
ケース側のUSBの配線用コネクタを交換すればいいのですが、ほかにトラップがないとも限らないので改造を中止することにしました。

オークションで処分することにしましたが、メインコンピューター(DELL Inspiron620s改造)が故障したので、出品を急きょ取りやめ、グレードアップして使うことになりました。


HPの違うモデルですが改造に挑みました。結果は悲惨...


😈 おまけ/改造防止のトラップ(罠)の例/ 😈
メーカー製のパソコンが、ユーザーが改造を出来ないように、標準とは違う規格や構造で作られていることがよくあります。

⛔ Optiplex GXシリーズは左右
DELLのOptiplex GXシリーズは、前から見て普通のPCと比べて左右になっています。
外観だけでなく中身のMB(マザーボード)まで裏返しになっています。
- DELL GX620のMB(裏返し) -
- DELL XPS8700のMB(市販品と同じ) -
ここまで徹底されると手も足も出ません。


⛔ DELLのサーバーは市販のグラボが使えない
最近は無いようですが、DELLは春先に在庫品やB級品を、捨値で中古市場へ流していました。その時はヤフオクなどは大変にぎやかになります。普段、定価ではとても手の出ない業務用サーバー機、“SC430”や”SC440”は特に人気がありました。

- DELL PowerEdge SC430 -
ところが、”SC430”、”SC440”は、Pcieスロットに余計な仕切りがあって、市販のグラボは挿せません。
オリジナルのオンボードGPUは、動画はおろかサイトの閲覧でもモタつく程度の能力でしたので、なんとか市販のグラボを付けようとする改造記事がネットによく出ていました。
一番ポピュラーなのが、その余計な仕切りを半田ゴテで溶かしながら彫刻刀などを使って削り取る加工でした。
画像はx1のレーンです
見かけは x16レーンですが、実際のピン配置は x4レーンです。x4なりのスループットになりますが、オンボードGPUよりは遥かに高速です。
仕切りだけうまく削れなくて、そこから後ろをバッサリ切り落とすこともありましたが、どうせ x4なので実害はないという論法でした。

なかには、スロットを仕切りに合わせて切り落とした改造グラボをオークションで販売する強者も居ました。
- ヤフオクに出品していたSC430、SC440用改造グラボ -

売れ残ったら泣くに々けないと思いますが...

他にも、マザーが他のユニットを専用の回路で識別していて、適当にパーツ交換をすると起動しない仕様のものもあったそうです(古いDELL Vostroシリーズのフロントパネル交換の修理の事例で聞いたことがあります)。


🚚 メモ 🚚
  • HP Pavilion 500-210jp本体 '2014.01発売
    (ヤフオク 税込 5,286円 送料一律 1,100円)
    不具合申告:メモリスロット1が、認識はするが容量は正味 0Byte
    バラせばそんなもの大体は治るのですが、今回はホントでした