メーカーの工場やサービスマンの経験から、家電品の修理や電子工作がライフワークの一つになっています。そのなかから面白そうなことを ご紹介しています。なるべく特殊な工具を使わないようにしているので、多くの方の ご参考になると思います。
翻訳/Translate
2024年1月14日日曜日
240114 FERNANDES Electric guitar ZO-3(フェルナンデス ゾウさんギター)をモバイルバッテリー仕様に改造 アンプ回路図読み起こし 後編
前回⇒『231228 FERNANDES Electric guitar ZO-3(フェルナンデス...』の続きです。
FERNANDES Electric guitar ZO-3をモバイルバッテリー仕様にする改造が完了しました。
🎸パーツの手配🎸
≣電池≣
リチウム電池 18650
≣充電キット≣
Amazon 834円 Prime
サムコス TP4056 リチウムイオン充電モジュール DC-DC 昇圧電源モジュール 18650 バッテリーボックス 便利なキット ×3個入り
≣キットの内容≣≣充電基板の配線≣
🎸各パーツの配線🎸電源は当初、リチウムイオン電池の一般的なUSB用の 5Vを使う予定でしたが、昇圧回路付きのキットが手に入ったので、オリジナルの 9Vになりました。
電源SWの配線 黄、白は、リチウム電池と充電基板の間に配線し直しています。配線を抜いたアンプ基板側は、リード線でショートしています。
昇圧基板の出力電圧は、配線前にテスターなどで測りながらトリマー抵抗で 9Vに調整する必要があります。トリマー抵抗の位置によっては回路を壊すような高い電圧にもなるので注意が必要です。
🎸コンデンサー変更🎸
軽い音にするために、カップリングコンデンサー2.2μFを 0.022μFに変更して、低音成分が少なくなるように調整しました。
🎸各パーツの収納🎸基板類は、緩衝と絶縁のため白いアセテートテープを巻いて、スピーカーの四方の空いたところに収納しました。
充電用USBケーブルは電池BOXから引き出せるようにしました。
(もしステージなどの生演奏で使うギターであれば、もっとしっかり組付ける必要があると思います。)
🎸使用感🎸
心配していたデジタルノイズは、今回 Amazonで購入した充電キットでは 放電中の使用ならば、全く問題ありませんでした。ただし、充電中には“ビー”といった感じのノイズが出るので、充電しながらアンプを使うことは無理だと思います。
最初、次の画像の手持ちのモバイル電池を使ってみましたが...放電/充電中を問わず、盛大なノイズが出て使えませんでした。
平滑やシールドでそれを改善することは可能かと思いますが、相当難しそうです。
アンプの変更やエフェクターの追加も考えています。
お楽しみに…
2023年12月28日木曜日
231228 FERNANDES Electric guitar ZO-3(フェルナンデス ゾウさんギター)をモバイルバッテリー仕様に改造 アンプ回路図読み起こし 前編
"ゾウさんギター"という、商品名というか愛称で知られています。発売は'90年だそうです。現在販売はしてないようですが、中古品がヤフオクやハードオフなどに大量に出回っています。
後継モデルとして、シンセサイザーを内蔵した DEJI-ZO、ZO-3芸達者などがあります。
ZO-3の特徴である内臓アンプや電源は、'90年頃の古い仕様のものなので、最近のパーツに交換してみたいと考えています。
🎸分解チェック🎸
中がどうなっているのか分解チェックをしました。
≣回路図≣
成功するかどうかは別にして、次回は音出しが出来ると思います。
お楽しみに…
次回のブログのアップが完了したので、よろしければご覧ください。
⇒『231228 FERNANDES Electric guitar ZO-3...』
🎲 メモ 🎲
2023年12月10日日曜日
231210 "共有ドライブにアクセスできません"を セキュリティの緩い exFATフォーマットで解決
こんにちはHousukeです。
前回『231121 レトロなASUS PC ミニタワーを改装 ...』の続きです。
パソコンのデータやプログラムは、メインPCの共有宣言をしたホルダーに入れて、違うPCからはLAN経由で参照して使っていました。

今日は、チェックに引っ掛って上のような警告画面が出てダメといった具合です。
電源を入れ直すとOKな時もありますが、ダメな時もあります。
ググっても解決方法が見つからないことの方が多くなってきました。
そこで、HDDをセキュリティチェックの緩い exFATフォーマットしてみました。
ルーターの内側なので、多少は大丈夫だろうという見込みです。
👿exFATフォーマット👿
"PC(マイコンピュータ)"では、NTFSフォーマットしか受付けないので "コントロールパネル"を使いました。
①コントロールパネル ⇒ セキュリティとメンテナンス
②セキュリティとメンテナンス ⇒ Windows ツール

③Windows ツール ⇒ コンピュータの管理

④コンピュータの管理 ⇒ 記憶域
⑤記憶域 ⇒ ディスクの管理(ローカル)
⑥ディスクの管理(ローカル) ⇒ 目的のディスクの上を右クリック
目的のディスクの上を右クリックしてフォーマットをexFATに設定し、"OK"を押します。
(ディスクの内容はあっさり消えてしまいますので十分に注意。)
※exFATがダイアログにないときは"ボリュームの削除(D)"を行ってください。
⑦プロパティの確認
(画像はテスト用のHDDです。)
フォーマット後、HDDのプロパティを確認すると、うるさい "セキュリティ"が無くなっています。
👿ネットワークで確認👿
≣実際に、共有しているホルダーを、他のPCから見た画面≣

※共有ドライブがネットワークで表示されないときは、共有を宣言した時のプロパティで表示されるドライブ名の頭に“\\ (or yensign)“を付けて入力し“return“します。
≣この時の、ネットワークの詳細設定⇒共有の詳細設定≣"ネットワーク"から警告やエラー無しにストレートで参照できるようになりました。
とは言っても、ネット環境は日々悪化してきていて、ユーザ側(Windows)は頻繁にアップデートをして対抗しているのが現状です。
今回は、フォルダーの"共有"がどーにも使えないのでセキュリティを多少犠牲にしましたが、基本はそのセキュリティを強化する方向でいきたいと考えています。
👿exFATドライブが有ると、PCの立上りが遅い👿
3台のPCを改修などで交代しながらメインPCにしていますが、ASRockのマザーを使った一台だけ exFATドライブが有ると立上りが遅い現象が発生します。このPCは、前にメルカリで買った怪しいUSBハブを付けた時にも同じようなことがありました。
⇒ ASRock B450M PRO4+Ryzen7 2700次の 他の2台のPCは問題なく普通に立上ります。
⇒ DELL Precision Tower 3620+Xeon E3-1280 v5
⇒ ASUS TUF GAMING B460M-PLUS+Core i5 10400
ググってみると、NAS(ネットワークHDD)やMacOSの多くのユーザーがこの立上りに時間のかかることを問題にしていますが、決まったメーカーや機種で発生しているわけではなく、これと言った方策はないようです。
=20240303追記=
Windowsのアップデート後に立上りの時間が普通になって問題なくなりました。
なんかちょっと腑におちませんが...
🍒おまけ🍒
≣共有の詳細設定を試しに変更≣
試しに、参照される側(メインPC)の "パスワード保護共有"をオンにしてみたら、
参照する側のPCには、
と、ネットワーク資格情報の入力を要求するメッセージが出ました。
"ネットワーク資格情報"を入力する画面を開けてみると
上の結果を見れば、"パスワード保護共有"をするには、"ネットワーク資格情報"を設定する必要がある、と理解できないことはないのですが、フツーに二つの関係がパッと閃くことはないと思います。
この辺のセキュリティのパラーメータについては、別の機会に実験して探りながらご紹介してみたいと思います。
2023年11月21日火曜日
231121 レトロなASUS PC ミニタワーを改装 LEDテープ(アドレッサブルRGB3pin) データサーバー中華製HDD着脱マウンター

ミニタワーサイズの ASUS PCを改装しました。
改装の内容は、5インチドライブベイにデータサーバー用とそのバックアップ用のHDD着脱マウンタを2基付けることと、3.5インチベイにUSB3.0端子パネルを追加することです。また、それだけでは華がないので、全面パネルをアドレッサブルRGB3pinで装飾しました。
🎎改装前🎎
ヤフオクで落札しました。
Celeron®E1200、DDR2規格のメモリが使われてます。ググってみたら ’2010年頃販売していたもののようです。古すぎて、CDドライブですらIDE接続なので、ケース以外に使えるものはありませんでした。
🎎部品の手配🎎
⛆ LEDテープ(ARGB3Pin) ⛆
ブランド:BTF-LIGHTING Amazon 999円 Prime
⛆ ARGBコマンダー ⛆
ブランド:Zerodis. Amazon 935円 Prime
⛆ 光学ドライブベイ HDD着脱マウンター ⛆
ブランド:Seaocloud Amazon 1,680円 Prime
ブランド:ORICO Amazon 2,118円 Prime
(Power SW付)
⛆ フロッピィドライブベイ用 USB3.0端子 ⛆
ブランド:Cyberplugs Amazon 1,000円 Prime
⛆ 90mmケースファン ⛆
ブランド:ORICO Amazon 645円 Prime
⛆ 他 ⛆
マザー: ASRock B450M PRO4
CPU: AMD Ryzen7 2700
メモリ: Crucial DDR4 16GB×1
SSD: BIOSTAR M700-256GB M.2NVMe Gen3×4
電 源: 玄人志向 750W KRPW-BK750W/85+
グラボ: NVIDIA GeForce GTX2060
🎎LEDテープの加工🎎
⛆ LEDテープの裁断と配線 ⛆
切ったテープLEDの端(+5V、マイコン用信号、アース)には、3Pコネクタのオス側を半田付けしました。3Pコネクタのメス側リード線は適当な長さに切って、次のテープLEDのコネクタのない方に半田付けをしました。LEDチップにはそれぞれにマイコンが入っていてます。このマイコンには、データのINとOUTがあって、鎖のように繋ぐことができます。
半田付けをしたところには、ショート防止のためにホットメルトで処理をしました。
⛆ テープLEDを全面パネルに取付け ⛆
前項で加工したテープLEDを4個繋げて、全面パネルに、白いアセテートテープで貼付けました。
全面パネルの内側には支えの突起が4か所あるので、LEDの位置決めには、それを避けるため結構手間取りました。結局、LEDの流れが反時計(ドロボウ)回りになってしまいました。
好みですが、ドロボウ回りはなんとなく落ち着かないような気がします...
🎎 本体組立 🎎
⛆ フロントパネルの配線 ⛆
フロントパネルの配線は、メーカー・機種によって違うので、いつも手間のかかる箇所です。
アサインは元のASUS PCの資料が無いので、フロントパネルの基板を目視やテスターで調べました。
ケーブルが少し短かったので、アイネックスの延長ケーブルのようなものを使いました。
コンパクトでシンプルなケースです。また、両サイドのパネルが外せるので、組立が楽です。
⇓⇓
特につっかえるところもなく組みあがりました。ケース下の方が空いているので、3連ファンのような大きなグラボでも余裕で付けられそうです。
🎎 設置 🎎
PCを定位置に設置しました。
’70年代のトランジスタラジオのようなアルミパンチングメタルを使ったレトロなデザインですが、ARGB照明の躍動感??が加わって違うイメージになりました。
データサーバー用のHDDを取外し出来るようにしたので、管理が楽になりました。バックアップもすぐ上のトレイで作成することが出来るので、安心感があります。
中華製HDDマウンターの品質・操作感については、昔の日本製品のイメージではなく、中の構造をよく見て理解して扱えばなんとか使えるレベルです。チカラまかせに脱着レバーを押したり引いたりすると壊れると思います。
⛆ バックアップ中の発熱対策 ⛆
HDDが2段重ねということもあってバックアップ中には結構発熱します。CrystalDiskInfoで監視していると、すぐ50℃を超えて警告が出ます。
そこで次の画像のように、ドアを半開きにすると空気が吸い込まれて、HDDの温度が10℃くらい下がるようになりました。
次回は、共有ドライブを参照する時のネットワーク エラーについて対策をしました。次回⇒『231210 "共有ドライブにアクセスできません"を セキュリティの緩い exFATフォーマットで解決』
お楽しみに…
🎲 メモ 🎲
- 部品取りに ASUS V3-P945CG メモリ2G (ヤフオク 1,450円 送料 1,530円)
- 日東 アセテートテープ NO.5(Amazon 664円 prime)
- Mesanda ARGBファン用電源ケーブル(Amazon 599円 prime)
- アイネックス コネクタ簡単脱着ケーブル 3cm EX-004A(Amazon 562円 prime)